グレッグ・マキューンのエッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするの書評


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エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
著者:グレッグ・マキューン
出版社:かんき出版

本書の要約

「少ない時間とエネルギーで最大の成果を出す」というエッセンシャル思考を取り入れることで、人生をよりよくできます。私たちは努力の量と成果が比例するという考え方を捨てるべきです。多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスに遠く及ばないと考え、本当に重要なことに集中しましょう。

エッセンシャル思考とは何か?

エッセンシャル思考とは、まさに「より少なく。しかし、より良く」を追求する生き方だ。(グレッグ・マキューン)

グレッグ・マキューンエッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするを数年前に読んだおかげで、様々なことを捨て去ることができました。自分にとって重要なことを見極め、それ以外の選択肢をできるだけ少なくできるようになったのです。

先日、ある経営者から「どう言う風に仕事をしているのか?」と質問された際に、この本のことを思い出し、久々に再読しました。当初はこの本に書かれていることが難しいと感じていたのですが、著者のアドバイス通りに生きることで、いつの間にかエッセンシャル思考が身についていました。

今は自分のビジョンとミッションに沿った仕事だけを選び、それ以外のことにノーと言うようにしています。時には仕事を断ることもありますが、タフな決断をすることで、本当に大事なことに時間を割けるようになりました。不要なものは整理して、不要な仕事を取り除くことで、私の幸福度は間違いなくアップしました。

エッセンシャル思考は、自分の選択を自分の手に取り戻すための道のりである。それはあなたに、これまでとはくらべものにならないほどの成功と充実感を与えてくれる。結果だけでなく、日々のプロセスを心から楽しめるようになる。

自分の仕事は本来自分で決められるはずですが、私たちはついつい他人の言いなりになってしまいます。自分の日々の選択を誤らせないためには、自分にとって重要なことを明確にし、優先順位を決めればよいのです。不要なことを的確に見定め、排除していくことで、自分に正直に生きられるようになります。

後悔しない人生を送るために!

エッセンシャル思考とは、人生のクローゼットを整理するしくみのことだ。思いきって一度やれば終わりというものではないし、月に一度のイベントでもない。クローゼットをきれいに保つには、そもそも散らからないしくみづくりが不可欠。つまり、仕事や用事を頼まれるたびに、イエスかノーかを正しく決めることが必要だ。そのための確固としたルールが、エッセンシャル思考なのである。

毎日、私はその日の重要事項を3つ明らかにし、それに集中できるようにしています。余計に仕事を詰め込むとパフォーマンスは途端に悪くなり、自分を追い詰めてしまうことに気付きました。自分のやりたいと思える仕事だけを選ぶことで、ワクワク感が保て、やる気を引き出せます。

仕事を依頼される際に、「本当にこの仕事は受けるべきか」とか、「この仕事は本当に自分がやりたい仕事なのか」を考えるようになると、不要な仕事は断れるようになります。「すべてを手に入れることはできない」と考え、トレードオフを意識することで、不要なものを捨てられるようになります。「どの問題がいちばん重要か?」と考え、自分を成長させるために時間を使うようにしましょう。

私たちは努力の量と成果が比例するという考え方を捨てるべきです。エッセンシャル思考を取り入れ、不要なことには勇気を持ってノーと言うのです。多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスに遠く及びません。数かぎりないチャンスのなかから「これだけは」というものを見つけられるように、自分の直感を鍛えるようにするのです。本当に重要なことにイエスと言うために、即決せずに思考するための空白の時間を確保しましょう。

いつかあなたの人生が終わるとき、いくつかの後悔は残るかもしれない。だがエッセンシャル思考を選んだことは、けっして後悔しないはずだ。たとえば今日この瞬間に戻れたとして、別の選択をしたいと思うだろうか。人生の終わりから振り返ったとき、あなたはどちらを選ぶだろうか?

私たちは本当にやるべきことに時間を使うことで、後悔しない人生を送れるようになります。「世の中の中の大多数ものは無価値」であると言う考えを受け入れることで、自分の人生をよりよくできるのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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