ショートカット思考
グレイス・ローダン
本書の要約
「人生を遠回りさせている時間」を減らし、「ゴールに近づく時間」を増やすことで、結果を出せるようになります。当たり前ですが、私たちの時間は有限です。「無用な時間」を「有用な時間」に置き換えること、時間の使い方をショートカット思考で変えることで、目標達成のスピードが早まります。
「無用な時間」を「有用な時間」に置き換え変えよう!
ほとんどの人にとって、忙しさを感じるのは、単純に1日が「有意義な活動」と「無意味な活動」で埋めつくされているからだ。そしてこの混在は、おそらく時間に注意を払っていないために起こる。(グレイス・ローダン)
グレイス・ローダンのショートカット思考の書評を続けます。私たち現代人は日々忙しいと口にしますが、それは無意味な活動に多くの時間を使っているからだと著者は指摘します。
もし、あなたが忙しいと感じているなら、一度、自分の時間を見直し、現在のスケジュールから「無意味な活動」にあてている時間を見つけるとよいでしょう。「人生を遠回りさせている時間」を減らし、「ゴールに近づく時間」を増やすことで、結果を出せるようになります。
当たり前ですが、私たちの時間は有限です。「無用な時間」を「有用な時間」に置き換えること、時間の使い方をショートカット思考で変えることで、目標達成のスピードが早まります。
著者は週に一度自分の時間を割り振るととよいと言います。日曜日の夜に、今後7日間の方針を決め、本当にやるべきことに時間を割り振ります。最適な行動をするためには無意味な時間を洗い出し、それを正しい行動に置き換えます。
私たちは日頃、短期的な満足を得られる選択肢を選びがちですが、本当は選択時点ではコスト(損失)を払うが遠い将来にベネフィット(恩恵)を得られる選択肢を選ぶべきです。
私は15年前に自分の時間を棚卸しした際に、この考え方を取り入れました。テレビを見る時間を減らし、それを読書とアウトプットの時間に置き換えかました。結果、本を出版するという夢を達成できました。今も読書とアウトプットの習慣により、ビジネスがうまくいくようになっています。
時間監査を行い、正しいことに時間を使う方法
あなたの今後7日間について、時間監査を行ってみよう。
自分の時間を監査して、見つかったタイムシンカー(無用な時間)を明らかにすることで、自分がどこで無駄な時間を使っているのかが一目瞭然になります。
・意味のない会議への出席
・不必要なEメールのチェック・返信
・ネットサーフィン
無用な時間をひとつずつ順番に検証することで無駄な時間が見つかり、正しいアクションを起こせるようになります。以前、私は理想の1日と現実の1日を比較し、理想と現実とのギャップを明らかにしました。貴重な時間を無用なことに数時間も使っていることがわかり、悪い習慣を良い習慣に置き換えることができました。
1週間が7日間なんて短すぎる、という人も多いが、生活を見直しただけで、まる1日分に相当する時間がつくれたのだ!1年は52週だから、年間1040時間、5年続ければ5200時間、いまから5年間で5200時間も多く使えたら、どれほどのショートカットが可能になるだろうか?
自分の3大タイムシンカーを明らかにすることで、自分の成長を加速できます。 3つの無駄を明らかにし、行動を変えてみましょう。
【1週間で無駄にした時間】【削減目標】【解決方法】を考え、正しい行動を習慣化し、自分の使える時間を最大化するのです。
新しい習慣(日々の活動)の実践にともなうコストとベネフィットに変化を加えるだけで、確実に目標に近づけます。 例えば、継続学習の最中、メールやSNSに気を取られてしまうなら、いまの学習環境からメール機能とインターネット接続をなくして、オフラインで学習できるスペースを整えます。
私は以前お酒をよく飲んでいましたが、断酒を行い、夜型から朝型の生活にシフトすることで、生産性を高めることができました。朝早く起き、自分との対話の時間を持つこと、読書をすること、ブログを書くことに時間を使うようになり、自分の人生を改善できました。断酒をし、早起きを習慣化することで、健康も取り戻せました。
コメント