感謝日記をルーティンにしよう!幸せに近づく1000のリストの書評

two cards with letters on wooden surface

誰でもできるけれど見過ごしがちな 幸せに近づく1000のリスト
マーク&エンジェル・チャーノフ
ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

幸せとは問題を抱えていないことではなく、問題に対処することです。自分だけで解決できないトラブルがあれば、遠慮せずに、周りの人に支援をお願いしましょう。他者と協調することで、自分にはできないと思い込んでいたことを克服することが可能になります。困難を他者とともに克服し、お互いに感謝を伝えるときに幸せな気持ちになれるのです。

感謝日記をルーティンにする!

一日の始まりと終わりにルーティンに従うと、大きな効果が得られる。すなわち、朝起きたとき、仕事を始めるとき、仕事を終えるとき、就寝の約1時間前である。そうすることによって気が散らずに重要事項に意識を集中することができる。そして最も大切なこととして着実に進歩を遂げることができる。(マーク&エンジェル・チャーノフ)

マーク&エンジェル・チャーノフ誰でもできるけれど見過ごしがちな 幸せに近づく1000のリスト書評を続けます。著者の2人は「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー作家で、私たちに「幸せに近づくための小さなヒントや行動」を本書で教えてくれています。

著者は楽観主義の重要性をしてします。どんな状況になってもその中に面白さを見つけることで、人生をよりよいものに変えられます。楽観主義は幸せを引き寄せます。毎朝、私は昨日の出来事を日記にし、よいこと、悪かったことについて考えます。

5年前から朝のルーティンに感謝日記を取り入れました。朝時間に感謝日記を書くようになってから、1日を気持ちよくスタートできるようになりました。感謝日記には前日の出来事(よかったことと悪かったことの両方)を日記を書き、感謝の言葉を連ねます。自分の感情を書き出すことで、私は心配事を減らせるようになりました。

心配することで、自分の貴重な時間とエネルギーが奪われます。トラブルがあったときにも相手への感謝の気持ちを持つことで、解決のヒントが見つかります。

腹を立てているとき、私たちは相手の気持ちにまったく配慮していません。私たちは相手に共感を示し、相手のことをもっと思いやるべきです。私たちは心の中で相手をハグし、思いやりを持つことができます。相手を思いやり、感謝の気持ちを持つことでつまらないことが原因の怒りも抑えられます。

1日の歩みを祝福し、感謝する習慣を持つことが、自分の背中を後押ししてくれます。小さな歩みを続けることで、自分の人生の目標に近づけます。

毎朝、目が覚めたら、前の日よりもエネルギーを注いで戦う覚悟をしよう。それはけっしてたやすくないが、それをするだけの価値は十分にある。人生で有意義なことを成し遂げるためには、正しい努力を常にする必要がある。

感謝日記で前の日を振り返り、自分の目標を再確認することで、自分のエネルギーをチャージできます。過去の失敗や痛手を乗り越えるためには、 未来の自分が感謝すると思うことを実践することです。私は未来の自分の理想の姿を描くことで、断酒に成功しました。悪い習慣をよい習慣に置き換えたければ、未来からのバックキャスティングが効果的です。

幸せとは問題を抱えていないことではなく、問題に対処すること

朝起きたら慌てて支度をするのではなく、深呼吸し、ストレッチをして、瞑想しよう。 こんなふうにゆったりとした気持ちで一日をスタートさせれば、周囲で何が起きても、落ち着いて過ごすことができる。

お酒を飲んでいる頃の私は夜遅く帰宅するのが当たり前で、朝はいつもバタバタしていました。しかし、断酒して以来、夜は早く眠るようになり、朝型のライフスタイルにシフトできました。出社前に1日のプランを確認し、イメージトレーニングをする、感謝日記を書く、読書をする、このブログを書く、軽く運動をする、家族との会話をするなどをルーティンにすることで、人生がうまくいくようになりました。朝の時間を余裕を持って過ごすことで、結果を出せるようになったのです。

感謝の気持ちを周囲の人に持つことで、相手の言葉や行動にフォーカスできるようになります。感謝を伝えることで、周りの雰囲気をポジティブなものに変えられます。自分が発した感謝の言葉はやがて、自分の元に返ってきます。感謝の言葉によって、周りの人を自分の味方にできるのです。

家族、友人、同僚、顧客など、誰が相手であれ、ほとんどの問題はコミュニケーションがしっかりととれていないことから生じる。 

相手とコミュニケーション不足を感じたら、自分の方から連絡をとり、感謝の気持ちを伝えましょう。お世話になったこと、尽力してもらったことなどの恩恵を感謝の言葉を伝えることで、自分の中のモヤモヤをなくせます。
しっかりとコミュニケーションが取れていないと感じた時こそ、感謝の言葉を伝えるチャンスだと考えましょう。

感謝の言葉を口癖にすることで、相手との関係を深められます。日々の小さな感謝の言葉の積み重ねが、人間関係の潤滑油になります。相手の素晴らしい点に気づき、それを具体的に褒めることで信頼関係を築けます。

最高の人間関係の特徴は、素晴らしい時間を共有することだけでなく、力を合わせて障害を乗り越え、最終的に「ありがとう」と言い合えることだ。 

幸せとは問題を抱えていないことではなく、問題に対処することです。自分だけで解決できいトラブるがあれば、遠慮せずに、周りの人に支援をお願いしましょう。他者と協調することで、自分にはできないと思い込んでいたことを克服することが可能になります。

困難を他者とともに克服し、お互いに感謝を伝えるときに人は幸せな気持ちになれるのです。周りの人との幸せな体験を増やすために、感謝をルーティンに取り入れましょう。自分の人生に感謝する習慣があなたに幸せを運んできてくれます。


この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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