チャーリー・マンガーの名言、人生に失敗をもたらす3Lとは?

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ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実
デイヴィッド・アンドリューズ
文響社

本書の要約

人生に失敗をもたらす3Lとは、リカー、レディ、レバレッジです。金融に置いてはレバレッジはリスクが高くなりますが、人脈を賢くレバレッジすることで、一人では到達できない機会や情報、知識を得ることができます。良好な人間関係は、成功へのショートカットになるのです。

人生に失敗をもたらす3Lとは何か?

私のパートナーのチャーリーは、賢い人間が失敗する原因は「酒とレイディー女とレバレッジ」の3つしかないと言っています。 実は酒と女はどちらもLで始まるからといって、あとから付け加えただけで、問題はレバレッジです。(ウォーレン・バフェット)

ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実の書評を続けます。バフェットの長年のパートナーであるチャーリー・マンガーの言葉を通して私たちは、失敗する原因を学べます。3Lはリカー、レディ、レバレッジです。

リカーとレディで失敗する人は多いと思います。実際、私も酒で何度も失敗し、2007年から一切酒をやめ、より良い人生を送れるようになりました。

長期的に投資での成功を続けるウォーレン・バフェットですが、彼の成功の背後には、短期的な利益よりも安定したリターンを追求する独特の哲学があります。その中でも、高リスクと見なされる「レバレッジ」を避けるスタンスは特筆すべきです。

バフェットが頻繁に引用する名言、 「第一のルールはお金を失わないこと。第二のルールは第一のルールを忘れないこと。」 これは彼の投資に対するアプローチを端的に示しています。彼は一時的な収益よりも、持続的な価値の獲得を重視しています。

バフェットとマンガーの2人が警戒しているのは「レバレッジ」の危険性です。彼らはリカーやレディよりもはるかにレバレッジのリスクが高いと述べています。では、なぜレバレッジがそんなに問題なのでしょうか。

投資でレバレッジを使用することによって、限られた資金で大きな取引を行うことができるため、少ない資金で高いリターンを追求できるようになります。この魅力に引かれて、多くの投資家やトレーダーがレバレッジを利用しています。

しかし、レバレッジの裏には高いリスクが伴います。特に市場が自分の思惑とは反対の方向に動いた場合、レバレッジを使っていると損失が増大します。最悪の場合、元本を上回る損失を被ることも考えられます。このような危険性を理解し、リスク管理を徹底することが重要です。

一方、バフェットは、長期的な視点で安定したリターンを追求するスタイルを持っています。彼は、短期的な利益を追求するための高リスクな手法としてレバレッジを避けています。

彼の哲学は「最初に損失を避ける」ことに基づいており、この考え方が彼の成功の背景にあります。 投資家やトレーダーは、自身の投資スタイルやリスク許容度に応じて、レバレッジの利用を検討する必要があります。レバレッジを使用することでリターンを最大化することも可能ですが、同時にリスクも高まることを十分に理解しておくことが重要です。

人間関係にレバレッジをかけよう!

過剰なレバレッジはトラブルを招きます。金融取引でも家計でも同じですが、自分では全額賄えない何かを金を借りて買うということには、メリットもありますがデメリットもあります。それはアルコールのようなものです。1杯ならいいが、10杯も飲むと大変なトラブルに陥る。でも、レバレッジが効くと非常に愉快だから、それを使うのが癖になりがちなのです。

レバレッジのその魅力と潜在的な危険性は、一杯のアルコールとよく似ています。しかし、私たちの生活や人間関係においても、これと同様の「レバレッジ」効果が潜んでいるかもしれません。

レバレッジは、金融取引や家計において、資金以上の取引や購入を可能にするものです。これには明らかなメリットがありますが、その反面、リスクも伴います。アルコールと同じように、適量であれば良い影響をもたらすことができますが、過剰になると問題が起こります。

アルコールを1杯楽しむのと10杯飲み干すのとは、その後の効果が全く異なります。同様に、少しのレバレッジは効果的で楽しいこともありますが、過剰に利用すると大きなトラブルを招く可能性があります。例えば、2から3%の頭金だけで家を購入すると、将来的な金融的負担が大きくなり、返済に困難を伴うことも考えられます。

人生での選択は、結果を大きく左右するレバレッジとして働きます。特に、私たちが日常的に接する人々は、私たちの考えや行動、人生の方向性に大きな影響を与えます。良い人間関係は、ポジティブな影響を強化し、私たちを成功へと導きます。しかし、逆に、ネガティブな人間関係は私たちのエネルギーや時間を奪い、成果を阻害する可能性もあります。

人生においては、自分より優れた人と付き合うことがとても大事です。それが人生で最も大事な選択になります=(なぜなら)人は自分が付き合う人物と同じ方向へ進んでいくからです。自分が付き合う人物からアイデアをもらったり、その人物の行動がどんな結果につながるかを見たり、そういういろいろなことが起こるからです。

レバレッジは、金融だけでなく人生においても大きな影響を持ちます。適切な量と質で利用することで、最大の利益を享受することができます。 金融ではレバレッジに注意を払う必要がありますが、人間関係にレバレッジをかけることで、運を高められます。

自分自身の能力や経験に加えて、優れた人々とのつながりを持つことは、成長や成功にとって重要な要素です。自分よりも優れた人と付き合うことで、その人たちの知識や経験を学び、自身の能力を向上させることができます。 人は自分が付き合う人物と同じ方向へ進んでいく傾向があります。周りの人々が積極的で成功を追求している場合、自分もそのような行動をとることが多いです。

逆に、マイナス思考や怠惰な人々と付き合っていると、自身のモチベーションや行動力も低下してしまうことがあります。

また、優れた人々とのつながりは、新しいアイデアや視点を得ることにもつながります。自分一人では気づかなかった可能性やチャンスを見つけることができます。さらに、優れた人々の行動や結果を目の当たりにすることで、自分自身の行動がどのような結果につながるかを学ぶこともできます。 人生において、自分とともに歩む人々を選ぶことは最も重要な選択の一つです。

人脈を賢くレバレッジすることで、一人では到達できない機会や情報、知識を得ることができます。良好な人間関係は、成功へのショートカットとも言えるでしょう。

自分を高め、成長させてくれる人々との関係を築くことで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。レバレッジの考え方を金融だけでなく、人生全般に応用して、最大の利益を享受しましょう。


この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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