人生の勝者は捨てている (加藤諦三)の書評

person writing on brown wooden table near white ceramic mug

人生の勝者は捨てている
加藤諦三
幻冬舎

人生の勝者は捨てている (加藤諦三)の要約

「捨てる」ことは豊かな人生への積極的な選択です。執着を手放すと新たな可能性が開け、自分らしさを取り戻せます。それは心の自由への道であり、真の幸せに繋がる重要な行動です。また、書くことで思考を整理し、迷いや悩みも解消できます。書くという行為そのものが、自分自身に新たな力を与えてくれるのです。

捨てることで人生をよくできる!

「Let Go」の意味は「捨てる」こと。それは未練を断ち切ること。 人間関係を整理すること。 あの人はまだ何かしてくれるのではないか、その気持ちを断ち切らないと心の傷を深くする。「Let Go」とは、とにかく今しがみついているものを手放すことである。それから手を離す。  (加藤諦三)

人生を豊かにする「捨てる」という生き方について、心理学的な視点から考察を深めてみましょう。 私たちは日々の生活の中で、さまざまな執着や思い込みを抱えながら生きています。それは理想の自己像かもしれませんし、他人からの評価への過度な意識かもしれません。

しかし、そうした執着は時として私たちの心を縛り、本来持っているはずの生きる力を奪ってしまいます。 心の整理をする上で重要なのは、「Let Go」という考え方です。これは単に物理的に何かを手放すことではなく、心の中で執着を手放すことを意味します。

特に、理想の自己像への執着は、現実の自分を否定することにつながりかねません。自分はこうあるべきだという思い込みから解放されることで、はじめて本来の自分らしさを取り戻すことができるのです。

人間関係においても、不必要な執着を手放すことは重要です。誰かに認められたいという思いから、本来の自分を抑え込んでしまうことは少なくありません。そうした努力は、長期的には心を消耗させ、時にはうつ病などの心の病を引き起こす原因にもなり得ます。

失敗への向き合い方も、「捨てる」という観点から見直すことができます。失敗には、乗り越えるべき試練としての意味と、その道を諦めるべきというメッセージとしての意味があります。どちらの意味を持つ失敗なのかを見極めることで、より建設的な方向へと進むことができます。

人は過去を捨てられるから元気になるのだ。元気になるから捨てられる。好循環していく。

過去への執着を手放すことは、新たな一歩を踏み出すための重要な要素です。昨日の出来事に支配されることなく、今日という一日を充実して生きることが大切です。それは決して簡単なことではありませんが、心の中で意識的に手放す努力を続けることで、徐々に実現していくものです。

このように、「捨てる」という行為は、より豊かな人生を送るための積極的な選択といえます。物事への執着を手放すことで、かえって新しい可能性が開かれ、本来の自分らしさを取り戻すことができるのです。それは心の自由への道であり、真の幸せにつながる重要なアクションです。

書くことで悩みがなくなる!

迷っているままに書けばよいのだ。心を整理しようとして書くのではない。書くことで整理ができる。

日々の生活の中で、私たちは様々な思いや感情を抱えています。その中には喜びや感動もあれば、不安や悩みもあるでしょう。そんな心の動きを書き留めることは、私たちの幸せに大きな影響を与えることができます。

書くという行為には不思議な力があります。例えば、嬉しかったことを日記に書くとき、その瞬間をもう一度味わうことができ、喜びが倍増します。一日の終わりに感謝の気持ちを綴ることで、何気ない日常の中にある小さな幸せに気づくことができます。

悩みや不安を書き出すことにも大きな意味があります。モヤモヤとした気持ちを言葉にすることで、問題が整理され、解決の糸口が見えてくることがあります。書くことで、自分の感情と向き合い、理解を深めることができるのです。

今この瞬間が大切であることを忘れないために、日々の小さな積み重ねが大きな意味を持つのです。たとえそれが小さな行動や習慣であっても、それを続けることで、結果として自分の未来に影響を与える大きな力となります。毎日小さな一歩を踏み出すことで、信じられる何かが生まれ、それが私たちを支えてくれます。

日々の小さな事が積み重なって人は心の安らぎと幸せを感じるようになるのです。 私は14年間、毎日欠かさず書評ブログを書いています。一日も休むことなく続けてきたこの習慣が、私にとっての心の拠り所となり、幸せをもたらしてくれました。

どんなに忙しくても、どんなに疲れていても、書くことを続けてきたことで、私は自分を見つめ直し、自分の考えを深めることができました。そして、その積み重ねこそが私の人生を支えてくれたのです。

書くことで悩みが解決し、心が軽くなり、そして新たな一歩を踏み出す力が湧いてきます。この体験を共有することで、同じように悩みを抱える誰かの助けになれたらと思います。 書くことは、特別な才能やスキルを必要とするものではありません。

ただ、自分のために書く。その瞬間の感情や思いを率直に書き出すことで、自分に寄り添う力が生まれ、未来への道筋が見えてくるのです。日々の小さな書く行為が、やがて自分にとっての大きな幸せに繋がるのです。

最強Appleフレームワーク


この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
哲学戦略生産性向上ブログアイデアクリエイティビティライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました