私は、大洋に漕ぎ出し、世界の宝を持って国に帰るため、荒れた波と戦わなければならないとすれば、リスクを取らないわけにいかない、とする哲学を貫こうとしてきました。行き先を決めるのは、風ではなく、帆の張り方です。それは、航海者の選択によります。私は、常に自分自身に対して、「私は自分の人生の舵取りか」と問いかけてきました。その反対は、何でしょうか。それはチャンスをつかむことを恐れ、快い場所から出ることを恐れることです。(ポール・J・マイヤー)
リスクを取らなければ成功しないとポール・J・マイヤーは言います。
彼はチャレンジこそが人生を変えるために必要だと教えてくれるのですが
モティベーション日記 夢を実現する戦略的生き方の極意!(ポール・J・マイヤー著)で
紹介されているリスクに対する整理は、特に参考になります。
ポール・J・マイヤーは、プランを練る際に
リスクをチェックするために、以下の質問を自分自身に行うそうです。
1、私の目標は何か。
2、リスクを取らないで、その目標を実現できるか。
3、このチャンスをつかむことで得られる利益は何か。
4、このリスクを取ることで失われるかもしれないのは何か。
5、そうした損失を防ぐためには、何ができるか。
6、こうむるかもしれない損失は、得られる利益よりも大きいか、小さいか。
7、いまがこの行動を取るのに正しい時か。
8、この決断を下すよう、何か圧力を受けているか。
9、このリスクを取ることについて考えを変えるためには、何を知らねばならないか。
11、このようなタイプのリスクを取った経験があるか。
12、このリスクについて打ち明けたり、助言を仰いだりできるのはだれか。
13、このリスクについて、私の視野に死角になっている部分がないか。
14、このリスクを取って、このチャンスをつかみ、成功したら、他の人たちは私のことをよく思うだろうか、それとも悪く思うだろうか。私は、それを本当に気にするだろうか。
15、損失が実際に発生したら、私自身でそれをかぶるか、それとも現実的・客観的に処理するか。
16、私は、自分が取ったリスクについて後から思いわずらうか。
17、私のほかに同じような投資をおこなった人がだれかいるか。
18、私がおこなった投資を追跡し、それを保護するために、どんな行動を取れるか。
19、このリスクを取ることは、私自身、妻と子どもたち、両親、友人、私の会社、行、その他との関係などにどんな影響を与えるか。
20、私は、起業家としてのライフスタイルを真に楽しんでいるか。
このリスクに関する質問リストはとても参考になります。
まずは、自分の目標を明らかにして、そのリスクを冒す必要があるかを考えるのです。
リターンとリスクの関係を整理し、自分にできることを整理すれば
不安要素をどんどん消していけます。
リターンを得るために必要な知識を集めたり、仲間を呼び込むことなど
いくつかのステップを通過することによって、やるべき価値があるかが見えてきます。
ケーススタディを学ぶのもとても重要なことだとわかります。
たとえ、失敗してもリスクを最低限に抑える方法を
準備しておけば、次につながります。
うまくいかなかったのは、リスクに対する十分な知識が欠けていたり
タイミングが悪かったりしたためだと考えられるようになれば
チャレンジマインドを失わずにすみます。
失敗しても、二度と繰り返さないようにするぞと思えれば
チャンスが訪れるはずです。
最後にポール・J・マイヤーの素晴らしい言葉で
今日のブログを終わりたいと思います。
リスクを取ると、私たちの中で眠っている何かが目覚めてきます。それは、私たちの人生のカンバスに極彩色の絵を描いてくれます。私たちの人生の映像を、モノクロから三次元のカラー映像に変えてくれます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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