1日4時間以上のテレビ視聴(テレビを含めた画面系娯楽全般)を続けると、心臓病で死亡したり、入院したりしかねません。1日2時間未満の視聴と比べ、心臓病リスクが2倍以上になるからです。心臓病以外の死因も含めた死亡リスクは48%高まります。以上はデータで裏付けされています。現在は良好な健康状態を維持し、規則的に運動している人でも、1日2時間以上のテレビ視聴は避けるべきです。やがて健康を損ないます。(トム・ラス)
私がテレビをほとんど見なくなってから、数年が経過しました。
テレビは受動的メディアで、一度目の前に座ってしまうと
なかなかそこから動けなくなります。
テレビをつけると動かない=運動しないという状態が作られます。
当然、他の生産性を上げる読書や家族との楽しい時間も犠牲になります。
自分のやりたことを邪魔するのが、私にとってのテレビなのです。
そればかりか、テレビは健康に悪影響を及ぼすと
トム・ラスは座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣で指摘しています。
1日に2時間以上のテレビの視聴で心臓病のリスクを高めてしまうのです。
若年層のテレビ視聴は減っていますが、ミドル、シルバー層は
3時間見ている人もまだまだ多いようですから、心臓病への注意が必要かもしれません。
また、心臓病だけでなく、寿命を短くしてしまうというレポートも
本書には、紹介されていました。
なんと1日6時間以上(すごい!)のテレビ視聴を続けると
5年も寿命が縮まるとのことです。
オーストラリアで1万1千人以上の成人を対象にした調査では、テレビ視聴と寿命の関係が明らかになっています。それにょると、25歳以上の場合は1時間のテレビ視聴で寿命が22分縮みます。参考のために喫煙と比べてみましょう。たばこ1本吸うごとに寿命は11分縮みます。1日6時間以上のテレビ視聴だとどうなるでしょうか?テレビをまったく見ない人と比べ、寿命が約5年短くなる可能性があります。以上は規則的に運動する人にも当てはまります。これはほかの調査でも確認されています。
また、トム・ラス、はテレビを見ながらの食事は、食べ過ぎにつながり
1時間あたりのカロリー摂取が、167キロカロリー増加すると指摘しています。
これを続けていけば、肥満につながりますから
テレビが、生活習慣病に何らかの影響を与えることがわかります。
また、食事そのものをあまり楽しめなくなります。
テレビに意識を集中することで、一息置けなくなり、食事の量が増えてしまうのです。
映画館で大きなサイズのポップコーンを買ってしまうと
映画の終了までに、全部食べてしまったという話と同じです。
(普段は絶対にそんな量のポップコーンは食べないはずです。)
これ以外にもテレビはネガティブな情報が多すぎます。
多くの不幸(事件や事故)、あるいはゴシップニュースを
無意識に大量に受け取ってしまいます。
これが、いつの間にか私の気分を落ち込ませてしまうのです。
積極的に自らの気持ちをへこます必要もないですし
自分の時間や健康に有害なテレビを見る理由は
私にはもはやないような気がしています。
テレビを完全にやめて、家族と過ごしたり、運動したほうが
はるかに、私の幸せのためには良さそうです。
悪い習慣(テレビ)を断捨離することが、次の私の目標になりそうです。
photo credit: Classic Zenith via photopin (license)
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