意志力とはつまり、この「やる力」「やらない力」「望む力」という3つの力を駆使して目標を達成する(そしてトラブルを回避する)力のことです。これから見ていくように、私たち人類は幸運にも、こうした能力を備えた脳を授かることができました。実際、この3つの力「やる力」「やらない力」「望む力」こそが、人間とは何かを定義するものとさえ言えるかもしれません。(ケリー・マクゴニガル)
スタンフォードの自分を変える教室(ケリー・マクゴニガル著)を読むと
意志力が鍛えられ、自分の人生をハッピーにできるようになります。
出世や勉強、寿命すらも、実は意志力に左右されています。
注意力や感情、行動を意志の力でうまくコントロールできれば
人生はうまくいくようになるのです。
私たちは食事の改善や運動を心がけることで健康になれますし
パートナーや仲間とのコミュニケーションも上手に行えるので
恋愛もビジネスでも成功できるのです。
ストレスや争いごとも乗り切れるので、逆境にもめげません。
意志の力はそれほどすごいのです!
意志力は、「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの要素が重要になります。
■目標を達成するための「やる力」
■誘惑に負けないための「やらない力」
■「なぜ変わりたいのか」という理由を明らかにする「望む力」
特に、自分が変わるためには、この「望む力」が必要だと
ケリー・マクゴニガルは言っています。
この「望む力」に関しては、別途ブログに書きます。
ロバート・サポルスキーは、脳の前頭前皮質が
あなたにやるべきことを仕向けていると言います。
前頭前皮質がやる、やらない、望むの各働きを、受け持っているのです。
本書を読むことで、瞑想の効果を再認識しました。
神経科学者の発見によれば、瞑想を行なうようになると、脳が瞑想に慣れるだけでなく、注意力、集中力、ストレス管理、衝動の抑制、自己認識といった自己コントロールのさまざまなスキルが向上します。瞑想を定期的に行なえば、たんに瞑想がうまくなるだけではありません。やがて、脳はすぐれた意志力のマシーンのように発達します。定期的に瞑想を行う人の場合、前頭前皮質や自己認識のために役立つ灰白質が増加するのです。
なんと、1日5分の瞑想でも、効果があることなどがわかってきました。
瞑想をすることで、前頭前異質への血流が増えるのです。
筋肉のように脳は、いくつになっても進化するのです。
これを脳の可塑性といいます。
呼吸に意識を集中するのは、かんたんながらじつに効果的な瞑想のテクニックであり、脳を鍛え、意志力を強化するのに役立ちます。これによってストレスも減少し、気が散るような内的な要因(欲求、心配、欲望)や外的な誘惑(聞こえてくる音、見えるもの、匂い)に惑わされないようになります。最近の研究では、定期的に瞑想を行なった場合、禁煙や減量に効果があり、薬物やアルコールの依存症への対策としても効果があることがわかっています。あなたの意志力のチャレンジが「やる力」の問題であれ「やらない力」の問題であれ、最適な方法なのです。
1日5分の瞑想を取り入れれば
脳の進化スピードをアップできるという話を読んで
瞑想の素晴らしさを再認識しました。
本書で紹介されている5分の瞑想法を取り入れてみようと思いました。
新刊スタンフォードのストレスを力に変える教科書が発売されるというので
スタンフォードの自分を変える教室を読み返していますが
誘惑に負けない方法を、いろいろ学んでいます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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