経営では「まず人選ありき(ファースト・フー)」。適材をバスに乗せ、適所に座らせ、「不適材」をバスから降ろす。そうすればおのずとバスの行き先は決まります。(ジム・コリンズ)
ある会社のビジョン構築や組織作りをしている中で
ビジョナリーカンパニーで有名なジム・コリンズの言葉を読み返しています。
適材適所を徹底すると、バスの行き先は自ずと見えてくると言いますが
この言葉通りに設計図を作成すると、目的地が本当に明確になります。
誰を選ぶかを意識すると、迷いがなくなります。
やる気のある社員を見つけることに注力して、彼らをリーダーに育てるのです。
自ら動ける人間をバスにたくさん乗せることができれば、組織を強くできます。
適材には6つの特徴があるとジム・コリンズは書いています。・
組織を作り人を採用する際に、これらを意識することで企業を強くできます。
私の研究チームの調べによると、適材には6つの特徴があります。
■企業理念を共有している。
■上から指示されなくても自主的に最大限の努力をする。
■仕事を与えられているのではなく、責任を与えられていると自覚している。
■有言実行する。
■会社と仕事に対して情熱を見せる。
■成功したときは仲間のおかげとし、失敗したら自分の責任にする。
経営者は、ビジョンを作り、絶えずそれを伝えなければなりません。
社員が誇りを持って働ける環境をつくることで、社員は自発的に動くようになるのです。
有言実行の有能な人を集めるためにも、企業の理念を明確にすべきです。
あらかじめリーダーになりうる人を集めるために
ビジョンを世の中に積極的に伝えるようにするのです。
社員に企業理念を共有させる方法は?と聞かれたら、答えは「ありません」です。企業理念を共有できる人のみを採用すべきです。(ジム・コリンズ)
ジム・コリンズは、経営は人選ありきだと言っています。
「企業理念を共有できる人」のみを採用しないと、組織はやがて混乱します。
採用前に企業理念を伝えなければ、良い人は集まってきません。
その努力をしない限り、企業理念は絵に画いた餅になってしまうのです。
社員が同じバスに乗り、同じ目的地に向かうためには
会社のビジョンを共有する仕掛けをつくるべきなのです。
同じバスに乗る優秀な人を集めることが、経営者の重要な仕事なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうござました!
photo credit: CEO Campus via photopin (license)
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