だって授業っていうのは、子ども40人を前に先生という役者が劇を演じてるようなものでしょ。もし劇場でお客さんが寝ちゃったら、おもしろくない芝居をした脚本家や役者のせいになる。なのに学校だと、寝てる子どものほうが悪いって話になる。おかしいと思いません?(ちきりん)
ちきりん氏と梅原大吾氏の悩みどころと逃げどころを読むと
今の学校教育の問題点が見えてきます。
ちきりん氏は、眠くなる授業を行っている学校教師は
おもしろくないコンテンツで勝負をしている時点で、プロ失格だと発言しています。
学校の教師といえども、授業で収入を得ているわけですから
子どもをワクワクさせられなければ、存在価値はありません。
社会の基本原則を学校にも導入するなら、授業をおもしろいと思わせられないのは、やっぱり先生の力不足です。塾の先生は 、今でもそういうプレッシャ ーにさらされてますよ 。人気のある先生じゃないと生徒は集まらないし 、最終的にはクビにもなる 。公立の学校はほっといても子どもが通ってくるけど 、塾の先生がつまらない授業をしたら誰も寄ってこない 。だからこそ努力する 。プロならお客さんを満足させるために 、最大限の努力をしなくちゃ 。
学校の先生がプロではないという意見は、私も以前から感じていました。
自分の子どものころを思い出しても
学校よりもはるかに塾や予備校の授業の方が面白かったです。
社会人になってからのセミナーなども
その道のプロがノウハウを的確に教えてくれるわけですから
学校の授業よりもはるかに自分のためになっています。
悩みどころと逃げどころ [ ちきりん ] |
学校では、子どもたちに学ぶ意味を徹底的に教えてもらいたいものです。
なぜ、数学を学ぶ必要があるのかを、受験に出るから勉強しろ!ではなく
社会との関わりから説明してもらいたいものです。
梅原氏は数学を勉強する意義を以下のように述べています。
「あのな。数字に弱くても人間としての価値が低いわけじゃない。でも先生がゲームやマージャンをやってきた経験上、数字に弱いと勝負の世界では勝てないぞ。」って言いますね 。(梅原大吾)
この梅原氏の発言を読んで、私は高校時代の恩師との会話を思い出しました。
休み時間にカッコをつけて、岩波新書を読んでいたら、突然先生から褒められたのです。
「思考を広げる読書は、社会に出たら役立つからよいぞ!どんどん読め 」と言われた私は
その言葉がとてもうれしく、ますます読書にのめり込んでいったのです。
この担任のアドバイスおかげで、今の私があるのかもしれないと思います。
自分の好きなことを見つける手伝いをしてくれる教師が学校にいれば
子どもたちも積極的に学ぶようになると思います。
改めて、私を読書好きに育ててくれた麻生優先生に感謝したいと思います。
悩みどころと逃げどころの関連記事はこちらから
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: students-in-class-with-teacher-reading via photopin (license)
コメント