オンラインの幅広い人脈を持つ社員は、そうでない社員よりも生産性が7%高く、オフラインの幅広い人脈を持つ社員は、生産性が30%高いということでした。コミュニティーオンラインかオフラインかにかかわらずーが、アイデアを磨き、集中力を高め、最後まで実行することを助けていることは明らかです。(スコット・ベルスキ)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
スコット・ベルスキのアイデアの99%を読むと
人との関係を良くすることで、アイデアをより良くできることがわかります。
人脈が豊富な人ほど、パフォーマンスが高く、アイデアを実現できるのです。
著者のスコットはアイデア作りの得意なクリエイターには
以下の3つの共通点があると言います。
■物事をきちんと整理し、次々と片づける。(整理力)
■仲間を引き込み、コミュニティの力を利用する。(仲間力)
■プロジェクトを率いる戦略がある。(統率力)
ここからアイデアを実現させるための公式が導かれます。
アイディア実現力=発想力+整理力+仲間力+統率力
アイデアを実現するためにはこの3つの要素を上手に組み合わせる必要があります。
アイデアの99% [ スコット・ベルスキ ] |
まずは、1番目の要素の整理力について考えてみます。
創造性を形あるものにできるかどうかは、生産性をどう上げるかで決まります。どのようにプロジェクトをまとめ、優先順位をつけ、エネルギーを配分するかが、実現しようとするアイデアの質よりもある意味で重要なのです。
創造的なエネルギーに整理力を結びつければ
アイデアが実行され、素晴らしい成果を得られるはずです。
逆に、いくら良いアイデアを生み出しても、優先順位をつけるなどの整理ができなければ
いつまでたってもアイデアだけが増え続け、行動できずに終わってしまうのです。
それを避けるために、プロジェクトを3つの要素に分解するとよいと言います。
1.アクション・ステップ(やるべきこと)
2.レファレンス(参考資料)
3.バックバーナー(後回しにすること)
まずは、アクション・ステップに重点をおいて
日々のスケジュールを組み立て、どんどん行動していきましょう。
創造性を活かすためには、チーム内に行動重視の文化がなければならないのです。
次に、仲間力、コミュニティの力について紹介します。
他者が関わることによって、
アイデアに新たな側面が生まれることは珍しくありません。 仲間の力でコンセプトが洗練され、 論理の矛盾が明らかになるのです。 仲間をプロジェクトに引き入れると、自分に責任感が生まれ、 生産性が上がり最後まであきらめないようになります。 仲間の力は、フィードバックを取り入れ、柔軟に考え、 実行の責任を分かち合うことにつながります。あなたの成功は、他者の力をどれだけうまく利用できるかにかかっています。
私は自分のアイデアを多くの仲間のおかげで、実現してきました。
仲間とプロジェクトを進めることで、何かを達成するたびに共に喜べます。
インターネット、ソーシャルメディア、リアルのコミュニティから
私は多くの情報をもらったり、夢を実現するための人脈の紹介を受けています。
自分のコミュニティにどんな人たちがいるかをしっかりと把握しましょう。
ソーシャルメディアやリアルの仲間のスキルをいつも思い出しながら
自分のプロジェクトに活用すれば、夢の実現スピードが一気にアップします。
さまざまな視点を持った多様な人々の力を借りるのです。
仲間のコミュニティが、あなたを賢く助け
アイデア実現の究極のプラットフォームになるのです。
最後は統率力(リーダーシップ)です。
他者と自分を統率する能力と情熱を併せ持つ稀有な人物や組織によって、歴史は創られます。統率力とは、常にアイデアを追求しながら規模を拡大し、最終的に成功に導く能力です。
クリエイティブなプロジェクトを育て、維持するには
メンバー全員がアイデアに情熱を持ち続けることが必要です。
統率力は他者を導く能力だけでなく、あなた自身を導く能力にも関係します。
結果を残したいなら、クリエイティブ・マインドだけでなく
リーダーシップが必要不可欠なのです。
このようにアイデア実現のためには、整理力+仲間力+統率力が欠かせません。
夢を叶えるために、スコット・ベルスキのアイデアの99%は
ぜひ、読んでおきたい一冊です。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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