悪い予感のほうが当たるのには、それなりの理由がある。そのひとつは、悪い予感は努力の必要がない。一方、よい予感が実現するには、何らかの努力が必要となるからだ。(西田文郎)
もうひとつの理由は、同じように的中しても、悪い予感のほうが記憶に残りやすいのだ。なぜかといえば、悪い予感は多くの場合、身の安全とか生命が脅かされるような、私たちにとって著しく不利益な事態と結びついているからである。自己防衛本能が発動し、そのことをより強い記憶として残す。だから私たちの脳は、成功より失敗のデータをたくさん持っている。
PDFA習慣術の徳本昌大です。
面白いほど成功するツキの大原則(西田文郎著)の中に
悪い予感がなぜ的中するのか?という興味深い話が書かれていました。
失敗する人は、悪い予感を脳の中で何度もリフレインさせてしまい
それを的中させてしまうというのです。
悪い予感には努力は必要なく、容易にそれを引き寄せてしまうのです。
一方、良い予感を実現するためには、努力しなければなりません。
当たり前ですが、成功する人はワクワクしながら努力するから、成功者になれるのです。
逆に、一般人は行動しないので、悪い予感を的中させてしまうのです。
私たちの脳は失敗のデータをたくさんもっています。
特に、ダメな人は悪い予感と失敗体験を記憶に残し
それにフォーカスすることで、ますます悪い予感を的中させてしまいます。
では、私たちはどうすればよいのでしょうか?
西田氏は脳の特徴を理解し、自分の脳を「快」な状態にすればよいといいます。
面白いほど成功するツキの大原則 [ 西田文郎 ] |
成功者の脳は「メンタルヴィゴラス状態」で、ツキを呼び込んでいます。
最高にツキのある脳の状態を「メンタルヴィゴラス状態」と呼ぶ。「ヴィゴラス」という英語は、強健なこと、活気のあることを意味するから、「活動的かつパワフルな心理状態」と訳すことができるだろう。完全なプラス思考、完全なプラスイメージ、完全なプラス感情になっていて、成功する前から、すでに脳は「成功してしまった状態」になっている。成功を確信し、成功をリアルにイメージでき、成功の喜びまで実感できる。私たちの心をウキウキワクワクさせ、持てる能力を最高に発揮させるのがこの心理状態だ。
プラス思考、プラスイメージ、プラス感情を持つことで
運を高めることができると西田氏は本書で紹介しています。
脳の条件付けを「快」に変えるだけで、私たちは幸せに生きられるようになります。
成功者はお金に対する考え方も異なります。
悲しいことに多くの一般人の潜在意識には
お金は汚いものという考え方が刷り込まれています。
「お金より大切なものがある」
「お金よりももっと価値のあるものがある」
「悪いことをしないとお金が稼げない」などという思い込みによって
自らお金に距離を置いてしまっているのです。
これでは自分の周りから、お金が逃げて行ってしまいます。
一方、成功者は「お金より大切な価値を実現するには、お金が必要だ」と考えています。
お金を手段にすれば、自分の夢を実現し世の中に貢献できるのです。
そのためにお金を稼いでいると人から評価されることで
多くの人から協力してもらえるようになり、短期間で成功できるのです。
そして、成功者はお金に対する感謝の気持ちという共通点があります。
成功者は先にいろいろなものに感謝して、脳を「快」にしツキを呼び込んでいるのです。
お金、仕事、パートナー、家族などあらゆるものに感謝の気持ちを持つことが大事です。
「ありがとう」を口癖にして、習慣化することが、成功への早道だと西田氏は指摘しています。
ウキウキワクワクした「快」の状態で目標に集中することで、私たちは成功者になれます。
夢の実現のためには、お金が絶対に必要だと考え
お金に対する態度をポジティブに変えましょう。
お金を大切にし、感謝することを習慣にすることで
私たちは未来を明るくできそうです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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