先延ばしをしたいと思った時に、あなたがとるべきたった一つの選択。

理由は言い訳にすぎないことが多い。自分の欠点を自分から隠すために、理由を使う。自己弁護に理由を使わなくなれば、行動が変わり、現実的なセルフイメージを獲得し、満足のいく実りある人生を送るチャンスが増えるはずだ。(バーナード・ロス)

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photo credit: pxlline Bridge Yourself via photopin (license)

スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣
書評ブログを続けます。
著者のバーナード・ロスは、理由とは言い訳だと喝破しています。
できない理由を考え始めると、私たちは先延ばしを始めますが
これではいつまでたっても夢は実現しません。
理由という自己弁護に時間を使わなくなると
自分のイメージが変わり、行動が加速します。

私も断酒以降、できない理由が頭に浮かんだら
今の自分にできることを考え、すぐに行動するようにしています。
ドバイでの起業を考えていた時には、成功者に会いに行ったり
セミナーに参加するなど、小さな行動を積み重ねることで、自分を後押ししました。
そしてできると踏んだら、すぐに現地に行き、起業のストーリーを考えました。
できない理由ではなく、自分にできることを考え始めると
見える景色が変わり、行動がつらくなくなります。
これを繰り返しているうちにチャンスが引き寄せられてきます。

起きていることに不満なら、別の行動をとるべきだ。理由をあれこれつけるのは、実践の妨げとなる。理由などないほうがずっといい。理由があると、うまくいかない行動を継続する言い訳になる。理由などないほうが、世界はもっとよいところになるのではないだろうか。

バーナード・ロスはデザイン思考を取り入れ、すぐに行動すべきだと指摘しています。
PDCAを回して、フィードバックを得るべきだと言います。
もしも、あなたが現状に満足していないなら、行動するしかありません。
考えるだけで行動しなければ、何も生まれてこないのです。
理由を考え始めると私たちは現状維持という安易な選択をしてしまいます。

必要のないかぎり理由をつけないと、自分自身に誓おう。実際にやってみると、とてつもなく大きな自信がつく。弁明する必要がないくらい、自分の言動に自信を持つこと。自分とその行動を信じよう。 行為に対する先入観を明らかにして、失敗を恐れないことだ。決断は前に進むためのプロセスの一環であること、そして、人生には数々の変数が存在するので、終盤を見きわめようとするのは時間の無駄だということ、この二つを受け入れることが、人生で一番役立つと思う。

結局は自分自身の思考と行動を変えない限り、現状からは抜け出せません。
小さな行動でもよいので新たなチャレンジを始めると、自信が生まれます。
自分を信じることができれば、行動する勇気が生まれ、結果が変わります。
話題にするのと行動するのでは、全く異なる未来を引き寄せます。
夢を夢物語で終わらせないためには、行動するしかないのです。

ほとんどの決断が生死に関わるわけではないと気づけば、ストレスを感じずに決断できる。 心の底からやりたいことがあるのなら、ただやればいいだけだ。ただし 、わたしは夢物語ではなく 、本当の夢について語っている。種も仕掛けも必要ない。「やろうとする」か「やる」か、「話題にする」か「行動する」かの違いだ 。結局は、「意図」と「注意」の二点に尽きる。

自分のやりたいことが見つかったら、できない理由にさよならを言い
デザイン思考の掟の「行動第一」で動き回りましょう。
そして、自分の優先順位を決めるのです。
バーナード・ロスは本書で出版を事例に行動の重要性語っています。
たとえば、あなたの目標が本を書くことなら
「フェイスブックを一日5回チェックして 、本は書き上げられない」と指摘しています。
本を書くことについて誰かと話しても、本は書けません。
仲間と夢を共有することはとても大事なことですが、それだけではダメなのです。
出版という目標を達成するためには、長時間、椅子に腰を下ろして
文章を書き続けるしかないのです。

私のところにも本を書きたいという要望が寄せられてきますが
私もバーナード・ロスと同じように答えています。
出版したいのなら、書き続け、編集者に見つけてもらうしかないのです。

わたしたちはナンバー・ワンなのだ。行動するかしないか、自分に責任がある。他人を責めてはいけない。自分の行動を弁護したり、正当化したりするために、理由をつけてはいけない。差し当たり窮地から救われるように思えても、長い目で見れば 、言い訳が逆効果になることが多い。

自分の夢を叶えたいなら、自分に責任を取るしかありません。
目標を達成するために、今すぐ自分にできることを書き出し、行動に移すのです。
たとえ、失敗しても、そこから何かしらのフィードバックが受けられます。
1度の失敗を気にせずに、次のチャレンジにフォカースしましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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