意志力とは、食欲を抑える力だけではない。自分の思考プロセスをコントロールする、感情をコントロールするなど、とにかくあらゆる衝動をコントロールする力が意志力だ。それに加えて、仕事や他の場面で、自分の役割をきちんとこなすということにも意志力は必要だ。さらに驚くべきことに、何かを選ぶときもつねに意志力を使っている。論理的な思考といった頭を使う活動でも、意志力は必要だ。(ロイ・バウマイスター)
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大切な意志力を浪費すべきではない。
WILLPOWER 意志力の科学で有名なロイ・バウマイスターの言葉が
うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか
(ローラ・ヴァンダーカム著)の中で紹介されていました。
私たちは朝起きた時から、意志力を使い続けていますが
意志力は筋肉のように疲労してしまうので、注意が必要です。
意志力は夜になると疲弊し、私たちはアルコールやギャンブルなど
依存性のあるものに引き込まれていくのです。
がまんできない、間違った決断をしてしまうといった問題は、一般的に時間が遅くなるほど起こる確率が高くなるようだ。ダイエット中なのに食べすぎてしまうのも、朝よりも夜が多い。衝動的な犯罪の大半も 、午後11時以降に起きている。ドラッグ、アルコール、問題のある性行為、過度のギャンブルなど、依存性のあるものをがまんできなくなるのも、遅い時間になってからだ。
(ロイ・バウマイスター)
朝は意志力は在庫が残っているため、楽観的に行動できます。
このゴールデンタイムを積極的に活用することが成功の鍵なのです。
世界中のツイッターのつぶやきを分析した研究によると
朝の6時から9時の間は、「 awsome(すごい) 」 や
「 super (サイコー )」といった前向きな言葉が
他の時間帯よりも多くなるというのです。
多くの人にとって朝時間が価値あるモノであることがわかります。
当たり前ですが、疲れが溜まっている夜の時間帯は
悲観的に考えたり、先延ばしをしがちです。
アルコールやTV・ソーシャルメディアの誘惑に負けて
夜更かしをしてしまい、大切な時間を浪費してしまうのです。
睡眠時間を削ることで、翌日の朝時間も犠牲にしてしまいます。
この悪循環から抜け出さない限り、成功が遠ざかるのです。
うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか [ ローラ・ヴァンダーカム ] |
朝時間を積極活用しよう!
一方朝の時間帯は、まだ意志力とエネルギーが十分残っています。
この時間帯を自分の夢を実現するために活用しましょう。
朝時間を自分の夢のために使うことを習慣化すれば
いつの間にか夢が叶うようになります。
意志力のある時間(朝時間)は重要なタスクに当て
意志力の在庫が減ってきたら、休息をとるようにするのです。
自分の夢実現のためには、早寝早起きが必要な理由がここにあります。
また、意志力を浪費しないために、成功している人たちは習慣力を活用しています。
物事を習慣化するには、最初のうちは意志力が必要だが、習慣になってしまえばもう意志力は必要ない。(ロイ・バウマイスター)
朝の早起きを習慣にすれば、体が自然に動くようになり
意志力の浪費を防げます。
成功している人たちは自分への投資のための行動を
歯磨きと同じように朝の習慣にしています。
彼らは意志力を浪費しないので、ストレスをためません。
仕事の後に運動をして、健康を維持したり
瞑想を習慣化することで、心の平穏を保っているのです。
普通の人がやけ酒をあおっている間に成功者は良質な睡眠を確保し
ますます、両者の差が開いていくのです。
まとめ
意識力を浪費させないためには、習慣の力を活用すべきです。
朝時間を活用することが成功の近道ですから
まずは、早起きをして、自分のための行動を習慣にしましょう。
最初の地道な努力をすることで、豊かな人生を手に入れられます。
早寝早起きを習慣にすることで、心と体の健康を取り戻せるのです。
自分をコントロールできる人はストレスが少ないため
難しい課題のために意志力を取っておけるので
その結果、大きな果実を手に入れられるのです。
逆に、意志力が弱まると自分を律しられなくなり、トラブルの原因になります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!!
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