私たちはしばしば次の2つを混同する。「大切だとわかってはいるが、”したくない”ので先延ばしする」ことと「”今は適切なときではない”ので先延ばしする」ことを。(ロリー・バーデン)
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時には待つこと、ペイシェントが必要な理由
自分を変える1つの習慣で有名なロリー・バーデンの「時間的投資思考」が
ダイレクト出版から届きました。
私の大好きな著者であるロリーの新刊の時間術は
理にかなったもので、大きな気づきをもらいました。
私たちは、したくないことは無意識のうちに遅らせてしまいます。
それが重要なものであるにも関わらず、行動せずに先延ばしを選択します。
このグズグズ=先延ばしは、絶対に避けたほうがよいに決まっています。
一方、タイミングをはかること=待つことは、先延ばしではありません。
今はその時期ではないと判断することは
意図的に遅らせることで、前者とは区別すべきです。
自分への甘やかしから行動しないのと、意図して行動しないのとのあいだには大きな違いがある。前者は単なる引き延ばしであり、後者はペイシェンスだ。
先延ばしは、無意味に引き延ばすことですが
後者は、”ペイシェンス(待つこと)”として評価すべきです。
何がなんでも行動するのではなく
時には私たちは待つことを意識しなければなりません。
ペイシェンスは、自分に息をつく暇を与えることだ。
・ペイシェンスは、人生に余裕を与えること。何もかもすべてをやろっとするのを止めること
・ペイシェンスは、仕事のペースをスローダウンすること
・ペイシェンスは、将来を見通すための時間を持つこと
・ペイシェンスは、今の状態を維持しつつ、より大きなものに焦点を当てること。
意識的に待つことで、私たちは多くの果実を手に入れられます。
変化の激しい時代には、今行動するよりも
未来にアクションを起こしたほうがよい場合もあるのです。
その見極めをはかることが成功のために必要なのです。
自分を変える1つの習慣【電子書籍】[ ロリー・バーデン ] |
「待つ」ことと「行動する」こと、成功にはどちらも必要である
成功は、「楽だが間違った道」ではなく、「ちょっとキツいが正しい道」を選択し続けることによって生まれるのです。(ロリー・バーデン )
自分を変える1つの習慣の中では、選択と行動の重要性が書かれていました。
しかし、行動にはタイミングが重要です。
早すぎても、遅すぎても結果を得られません。
行動するのにセルフコントロールが必要ですが
“あなたの時間をマルチプライ(増殖)する”ためには
行動と待つことの両方を身につけなければなりません。。
要するに、「ラスト・ミニッツ」一ピッタリのタイミングまで待つのである。早目にものごとをやることと、時間をより多く生み出すこととは同じではない。ものごとを早くやるのは、明日の時間を今日に移動させて「予期せぬ変化コスト」のリスクを高めることなのだ。時間をマルチプライするとは「明日、より多くの時間を持てるように今日の時間を使う」ことだと私が言う意味は、今日あなたがしているものごとを明日はもっと良いやり方に変えるか、あるいは明日はそれをしなくてもいいようにする、ということだ。明日でもやれることを今日やるべきだと言っているのではない。時間は私たちにとって最も強力で最も貴重な資産であり、最大限活用しなければならないものなのだ。
成功のためには、行動と習慣の力が欠かせません。
しかし、時間を意識しないとその努力が無駄になります。
これだけ変化が激しい時代には、タイミングを間違えることが命取りになります。
自分へ投資する時間を持つことで、未来の可能性を広げます。
タスクを減らしたり、繰り返し行っていることを自動化したり
人に任せることを意識すれば
自分に投資する時間を持てるようになります。
日々自分を成長させることで、自分が動くタイミングがわかるようになります。
行動することと待つことが成功の秘訣なのです。
自分に与えられたものをもとに、
運が引き寄せられるようになります。
まとめ
私たちは、自分を成長させるために時間を有効活用する必要があります。
習慣の力に加え、時間をマネージメントすることで
自分の時間を投資できるようになります。
成長するためには、日々の学びや、人との交流が欠かせません。
また、変化が当たり前の時代には、タイミングが重要になります。
時には勇気を持って、意識的に先延ばしすることも
成功するために必要な選択です。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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