未来の作り方は、とてもシンプルです。いま喜び、いま笑えば、あなたの雰囲気(空気感)は変わり、その瞬間に未来も変わります。願いを叶える最高の秘訣は、先に喜んでしまうことなんです。(ひすいこうたろう・大嶋啓介)
予祝を習慣にし、成功確率を高めよう!
前祝いの法則を読了しましたが、久々に楽しみながら本を読めました。著者がひすいこうたろう氏と大嶋啓介氏の二人なので面白くないわけがないのですが、予祝という前祝いの効果をこれでもかと見せつけられ、期待値以上の一冊でした!
昔の日本人は先に未来を祝っていたと著者の二人は指摘します。それは予祝と言われ、前祝いの法則として、古代日本人が実践していたのです。お花見や秋の豊作を喜ぶ前祝いの踊りなどがわかりやすいのですが、先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せるというのが、日本人がやっていた夢の叶え方なのです。このように奇跡は、とてもシンプルな法則(原理)で起きています。
長嶋茂雄は天覧試合の前の日にスポーツ新聞の見出しを自分で作り、翌日の逆転サヨナラホームランを前祝いしたそうです。ソフトバンクの孫正義氏もプロジェクトを立ち上げる際は、先に部屋のなかでガッツポーズをして、そのプロジェクトが成功したときのことをイメージし、先に喜びに浸るそうです。多くの成功者が実践している習慣が、前祝い(予祝)なのです。予祝のポイントはなにを言うかではなく、未来に待っている喜びを想像し、先に味わうことにあると著者は述べています。
喜びがあふれる場には、最高のインスピレーションが舞い降りてくるのです。これが 「予祝」の威力です 。
喜びを表現することで脳が活性化します。ワクワクしながら前祝いすることで、予想もしなかった面白いアイデアが降ってくるのです。また良いイメージが浮かべば、人はその通りに行動しようとします。イメージを脳に刷り込み、行動を重ねるうちに結果を出せるようになるのです。私たちは同じ周波数のものを引き寄せます。未来に夢が叶ったときと同じ喜びをいまの時点で感じることで、現在の気持ちが夢が叶ったときと同じ周波数になるから、その未来を引き寄せられるようになるのです。今の心の状態が喜びでいっぱいになれば、未来の現実も喜びに溢れたものになっていきます。要は未来を変えるためには、今を変えなければなりません。今の気分をよくすることで、未来をご機嫌にできるのです。ひすい氏は心のゆとりを持つことで、経済的なゆとりも得られると述べています。自分の未来をよくするために、まず、今の自分の心を整えましょう。
前祝いの法則 [ ひすいこたろう ] |
幸せになるために予祝を習慣にしよう!
手段や方法や行動ももちろん大事です。しかし、心がワクワク100%であれば、人は勝手に行動するし、手段だって、100万とおり見つかるものです。
自分の心をワクワクな状態に保つことで、自ら行動できますし、失敗したとしてもすぐに立ち直れます。自分はツイていると考えると脳が勝手に解決策を考えてくれるようになります。私も斎藤一人氏の言葉「ツイているを口癖」にしていたら、失敗の恐怖感がなくなり、ワクワクしている時間が長くなりました。喜びを事前に楽しむ前祝いの習慣が、脳を快な状態にしてくれます。 予祝は未来の先取りですから、自分の生活の中に習慣として取り入れましょう。得たい結果を絶えず考え、事前に予祝することを習慣にすれば、未来を明るくできるのです。
そのために著者は以下のワークを習慣にすべきだと述べています。
・今すぐにできる予祝スマイル
・夢が叶ったとイメージする予祝キメポーズ
・最高の未来を予祝する未来日記
・自分がインタビューされている姿をイメージする予祝インタビュー
・今年1年を予祝してしまう1年予祝
・未来の自分を記事にする予祝新聞
・ピンチをチャンスに変える予祝マンダラシート
・いま直面する問題を予祝する未来レター
・予祝を習慣にしてしまう3行予祝日記
予祝キメポーズは効果があります。エルサレム・ヘブライ大学アヴィーゼールらの研究によると手足の動きは、表情よりもさらに優位に感情を動かすことがわかりました。楽しいポーズををすると、脳は楽しくなるのです。夢が叶った時のガッツポーズを決めて、それを行うことで喜びとポーズが連動していきます。これを毎日、繰り返すことでガッツポーズをすることで喜びを感じるようになります。毎朝、鏡の前でガッツポーズを習慣にすれば、脳がポジティブになり、積極的に行動できるようになります。
また、願いが叶った時の状況を想像しながら書く「未来日記」も効果があります。書き方は簡単で、以下の3つの質問に答えるだけでよいのです。
①願いが叶った自分はどんな気持ちか?
②
③
目先の目標だけでなく、ビジョンを語るとよいでしょう。目標達成した後の明るい未来をイメージしたり、仲間と一緒に喜んでいる自分をイメージするとよいと言います。夢をかなえた自分が仲間と笑顔で握手をしていたり、活躍している姿をできるだけ具体的に想像するとよいと著者たちは述べています。私は未来のイメージを毎日、日記に書いています。感謝日記と未来日記を書き始めてから、3年が経過しましたが、この2つの日記を継続することで運が確実にアップしています。
ピンチをチャンスにする予祝のマンダラシートシートも使えそうなワークです。自分の悩みをマンダラの中央に置き、8つの質問を自分に投げかけます。
①この問題を通してあなたが不安に思ってることは?(
②
③
④この問題を通して、
⑤
⑥
⑦
出そう。
⑧この問題を見事に解決したとき、うれしくて、
問題を乗り越えるドラマを想像し、自分が成長する物語を書き、そこにタイトルをつけるのです。このマンダラシートも面白いので、自分の習慣に取り入れてみようと思いました。本書のワークはどれもシンプルで楽しみながら行えます。仲間と一緒にワクワクな未来をイメージし、ともにアクションすることで人生をエンジョイできるようになります。
まとめ
予祝は、未来を明確にする行為です。心躍るワクワクな未来を明確にすることで、積極的に行動できるようになります。予祝を自分の習慣にすると生活が変わり、行動が変わります。予祝で最高の未来を切り取り、自分の目標を達成できるようにしましょう。
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