ラダーズのマーク・チェネデラにスタートアップ成功の秘訣を学ぶ!

「教えてあげようか?成功できたのは途中でやめなかったからだよ」と言う人がいたら、それこそ本当のアドバイスです。何かをやり続けるというのは、人生において非常に大切です。何かを始めるだけでは十分ではありません。最初の難関をくぐり抜けただけで、成功に満足してしまってはいけないのです。(マーク・チェネデラ)

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起業家は絶えず次のステージを意識し、一つの成功に満足してはいけない!

デビッド・S・キダー氏の「世界」を変えろ! 急成長するスタートアップの秘訣の中のマーク・チェネデラの言葉が響きました。アメリカの大手人材紹介会社ラダーズを創業したマークは、自分のビジョンを達成するために様々なチャレンジを行いました。自社のサイトのプロトタイプを作るのに3カ月の時間と3万ドルのマネーが必要だと言われました。彼は359ドル分の書籍を購入して、プログラミングを独学で学び、3週間でサイトを構築しました。

動くサイトがなければ、ビジネスがスタートしないことをマークは理解していました。リーソスがなければ、自らサイトを構築しなければなりません。彼は最短で結果を出す方法を選択し、それを実践したのです。

サイトが出来上がったら、次のタスクにトライします。無料のニュースレターの購読者を増やすことにフォーカスしたのです。成功のためにマークは、マイルストーンを事前に描いていたのですが、その一つがメルマガの購読者数でした。購読者が2万5000人に達すれば、ビジネスが動くと考えていたマークは、その時点で有料バージョンをスタートすることにしていたのです。

会社がどんなステージであれ、重要なものを見極めてそれ以外のものを切り捨てる、その繰り返しでした。

このようにマイルストーンを明確にすることで、やるべきタスクが明らかになります。メルマガの目標を達成することは、イコール有料バージョン用のシステムを構築することです。彼は購読者の拡大を続けながら、Eコマースとセキュリティの専門家を雇い入れることを決めていたのです。先を見据えて、大事なことにフォーカスし、それを達成することが起業家には求められます!起業家は絶えず次のステージを意識し、小さな成功に満足してはいけないのです。

情熱を持てるアイデアを追求せよ!

現実的には、あなたが起業家として実施できることは百も千も存在しているわけではありません。多くても1ダース程度でしょう。最初のうちは、あなたは無数のアイデァを試してみて、どれがうまくいくのかを確認できます。しかし、これができるのはごく短い間だけです。ある時点でどれか1つを選び、前に進まなければなりません。そして選ぶのは、あなたが情熱を持てるものでなくてはならないのです。

他の人ができないもの(秀逸なアイデア)を発見することが起業家には求められます。「これに残りの仕事人生をかけるのだ」と心の底から思えるアイデアを見つけ、それにフォーカスする必要があります。市場にあるどんな存在よりも、10倍は優れていると感じられるようなアイデアかつ、他の誰にも実現できないことを考えることが成功の秘訣です。

起業家は優先順位を明確にしなければなりません。マイルストーン(自分が置かれた状況)に合わせて時間を配分するのです。次のマイルストーンに至るまでの道のりをはじめからデザインし、それを理解し、今、自分が何をすべきかを決めましょう。

当然、CEOが手出しをしてはいけないタスクもあります。人に任せるべきことを決め、そのプロフェッショナルを雇うようにしましょう。

会社が大きくなると、自分の手で仕事を片付けることができなくなり、多くの人々が関与してくるという点です。「うちの会社も力をつけてきた。動くときには皆で一斉に動いて、大きなインパクトを与えよう」という考え方を理解しなければなりません。重要なのは、自分が手出しをしてはならないタスクもあるという点です。

マークは起業する時に「年収10万ドル以上の求人」というニッチ市場に狙いを定めました。この分野で8年間の成長を続けた後、2011年にマークと彼のチームは新たなチャレンジをスタートします。ラダーズが掲げるミッション「顧客を愛せよ」を実践するために年収4万ドルからの求人も対象にしたのです。収入が低いマーケットに進出することで新たな顧客を喜ばせることができます。自分たちのミッションを達成するために、マークのチームは絶えず進化しているのです。

まとめ

起業で成功するためには、卓越したアイデアを見つけ、それを実行に移しましょう。ビジョンを明確にし、マイルストーンを作成し、ゴールを達成することを目指すのです。マイルストーンに到達したら、それに満足せず、次のチャレンジをすぐにスタートしましょう。ゴールから逆算し、その時々で自分のやるべきことに集中し、結果を残すことを考えるのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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