心の免疫力が高まれば、人間関係のストレスが格段に減っていくのだ。(リチャード・カールソン)
感情は揺れ動くものだと捉えて、むやみに心配しなようにしよう!
リチャード・カールソンの読むだけで自分のまわりに「いいこと」ばかり起こる法則: 快適にポジティブに生きるコツの書評を続けます。以前の私は自分に自信がなく、他人の目が気になっていました。そこから感情が揺れ動き、いつもストレスを抱えていました。
リチャード・カールソンをはじめ、アンソニー・ロビンズやブライアン・トレーシーなどの本を読み、私の考え方は徐々に変わりました。感情が揺れ動くのは当たり前で、「気分」がころころ変わることも仕方のないことだと思えるようになったのです。
リチャード・カールソンは気分が変われば、世の中の見方も変わると以下のように述べています。
気分が変われば、愛する人も違って見える。ある瞬間には、世界で一番かけがえのない大切な人に思えるのに、次の瞬間には、どうしてこんな人と一緒にいるんだろうと思ったりする。また、愛を告白するにしても、ケンカした恋人と仲直りをするにしても、目的は同じなのに、その方法や手段は、その人の「気分」次第で違ってくるものだ。
当然、自分だけでなく、周りの人の気分も揺れ動いています。相手との関係をよくしたければ、今相手がどのような気分なのかを考えてみるとようでしょう。上司がイライラしてもそれは自分のせいではないと考えるのです。朝の夫婦喧嘩が原因かもしれませんし、ただ単に疲れているのかもしれません。自分が原因だと考えるのをやめ、不安にならないようにすべきです。また、相手のちょっとした気分が自分に伝染することもあります。上司のイライラを伝染させないように、そんな時には少し距離を置くようにしましょう。
相手のちょっとした気分の変化からネガティブな影響を受けなくすることで、多くのストレスを解決できます。大切な人がふさぎ込んでいるからといって、自分まで心配や不安で暗い気持ちになったりするのがやめましょう。相手の気分が落ち込んでいるときは、人の話や態度を気持ち半分に受け止め、本当に話すタイミングかどうかを見極めるようにすべきです。
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心の免疫力を高めて、ネガティブにならないようにしよう!
ふさぎ込んでいるときは、いつもより深刻になったり、短気になったり、イライラしたりしがち。みんなが自分に対してやさしくなくて、助けてくれず、裏に何か魂胆があるように見えてしまう。しかし、落ち込んだ気分が通りすぎてしまえば、自分の見る目がどんなにゆがんでいたかに気づく。
感情がコントロールできずに落ち込んでいる時は、物事への考え方がネガティブになりがちです。自分の気分がふさいでいるなと感じたら、相手にそう伝えることもよいかもしれません。自分の機嫌が悪いのは、誰のせいでもないと言っておくだけで、相手に気を使わせなくてすみます。
相手が落ち込んでいる時も同じで、自分への影響を最小限にしましょう。例えば、仕事仲間に電話しても、気が乗らない感じで、迷惑そうだったとしても、それで感情を動かさないことです。その態度にイライラしたり、嫌われたのだろうかと不安になるのをやめるのです。理由はシンプルで、ただただ、疲れていて、早く寝たくてたまらなかっただけかもしれません。原因がわかれば、逆に相手に優しくできるはずです。無駄に不安になるのをやめるだけで、平常心を保て、より人生を楽しめるようになります。
大切なのは、相手のネガティブな態度を、個人的に受け止めないこと。私はこれを「落ち込んだ気分に対する免疫力」と呼んでいる。 そして、「心の免疫力を高める」ことで、誰かのふさぎ込んだ気分に「感染」するのを避けることができる。
心の免疫力が高めれば、人間関係のストレスを格段に減らすことができるようになります。人間関係にネガティブなことがあっても、過度に自分を責めないことです。大きく深呼吸すれば、他の理由が考えられ、自分の気分をコントロールできます。
まとめ
「心の免疫力が高まれば、人間関係のストレスが格段に減っていく」とリチャード・カールソンは述べています。
相手がイライラしたり、落ち込んでいたとしても、過度に自分を責めるのはやめましょう。ネガティブなことがあっても、自分のせいだと捉えずに、感情を乱さないようにすると人生を楽しめるようになります。
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