消費者ではなく、生産者になると言うマインドセットを身につけよう!


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理想の自分をつくる100の法則
著者:ティボ・ムリス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

成功者の多くは、消費者ではなく生産者として行動します。学んだことを実行して何かを生み出すために多くの時間を使えば、人生で大きな成果を上げることができるようになります。私たちは創造性を発揮して自己表現をしているときに、より大きな幸せを感じるのです。

消費者ではなく、生産者になろう!

何かを生み出したいという欲求は十分な動機になる。自分の心の中に革命を起こすものをすすんで創造しよう。(エリザベス・ギルバート)

何かを生み出すことは難しいことだと凡人は考えがちですが、成功者は異なるマインドセットで行動しています。ティボ・ムリスは、目標を次々と達成する人は、先を見通し行動すると理想の自分をつくる100の法則のなかで指摘します。

成功者はテレビを延々と見たり、飲み会や買い物でストレスを発散するのではなく、夢や目標を実現するために自分の時間を使います。彼らはモノや情報の消費よりも生産に意識を向けると言う共通点があります。受け身ではなく、自ら動くことをよしと、能動的に行動しています。たとえば、本を読むだけでなく、本を自分で書く、音楽を聴くだけでなく曲をつくる、情報を受信するだけでなく発信する、動画を見るだけでなく制作する、という風に自ら積極的に何かを生産しています。

消費者ではなく、生産者になること、受動的な態度を変えることで結果が変わります。

お金や時間の余裕ができれば、いつでも消費することができる。しかし、当面は消費者よりも生産者になろう。学んだことを実行して何かを生み出すために多くの時間を使えば、人生で大きな成果を上げることができる。私たちは創造性を発揮して自己表現をしているときにより大きな幸せを感じるものだ。そして、それは世の中に発信したいものを生産することから始まる。(ティボ・ムリス)

人間は何かを生み出すのが好きな生き物で、たえず何かを生み出さないと不満や退屈を感じます。私たちは何かを消費しているときは一時的な喜びしか得られません。

私も毎朝このブログに時間を費やしていますが、文章を書くことに喜びを見出しています。テレビを見て漫然と過ごすよりも、このアウトプットに時間を使う方が、幸福度は間違いなくアップします。自分の才能を発揮して、生産的な活動をしたほうが楽しいし、自分が生み出したものに誇りを持てるとティボ・ムリスは言います。受け身の姿勢でモノや情報を消費するよりも、主体的に生産することに時間を使うようにしましょう!

重要なものにフォーカスし、エネルギーをそこに注ぐ!

成功の秘訣は、自分が望んでいるものに意識を向けることだ。(ブライアン・トレーシー)

生産者になると決めたら、それに時間とエネルギーを費やすべきです。本を書きたいなら、テレビを消して、ノートやパソコンを開き、文章を書き始めるべきです。無駄なものに時間とエネルギーを浪費したら、それを取り戻すことはできません。

20代から40代前半まで、私はアルコール依存症に苦しんでいました。アルコールに時間とお金とエネルギーをかけ過ぎ、大事なことに時間を使えませんでした。この時の反省から、今は重要なことにフォーカスし、そこに時間とエネルギーを使うようにしています。

ティボ・ムリスは、朝起きたら、ワクワクすることを考えるべきだと述べています。

だから、望んでいるものに意識を向けるべきだ。朝起きたら、ワクワクすることを考えよう。夜寝るとき、理想的な未来を思い描こう。昼間も、望んでいるものにたえず意識を向けよう。望んでいないものに意識を向けると、ネガティブな精神状態に陥り、行動を起こすのがおっく うになる。やがて自分を疑い、夢や目標を断念することになりかねない。

自分が成功できると考え、ネガティブな考えに脳を支配されないようにしましょう。

エジソンは度重なる「失敗」を乗り越え、白熱電球の発明に成功しました。彼は失敗を成功の途中経過と捉え、達成したい目標に意識を向け、最後までやり抜いたのです。望んでいるものに向かって前進するとき、ポジティブな精神状態を維持する能力が、夢や目標を達成するためのカギになるとティボ・ムリスは言います。

たとえば、もっとお金を稼ぎたいなら、お金が足りないことに意識を向けるのではなく、すでに持っている素晴らしいものに感謝すべきです。より多くの富を創造することにワクワクし、富を創造した人たちの本を読み、お金について学び続けるようにするのです。

人前で話すのがうまくなりたいなら、自分の乏しいコミュニケーション能力に意識を向けるのではなく、自分が素晴らしいスピーチをしている姿を思い描いて練習しましょう。望んでいないものではなく、望んでいるものに意識を向けることで、結果が変わります。フォーカスするものを変えることで、目標を達成するための努力を続けられるのです。生産者マインドを身に付け、なりたい自分にフォーカスすることが成功の秘訣です。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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