「やる!」と決めたことが必ず続く24の法則
森田敏宏
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
本書の要約
習慣を変えるためには、逆転の発想を活用することがよいと医学博士の森田敏宏氏は指摘します。早起きをしたければ、意志の力に頼るのをやめ、早寝をすればよいのです。早起きには相乗効果があります。朝時間は自分ひとりの時間なので、仕事や学びに集中できます。締め切り時間があるため、短い時間で結果を出せるようになり、効果的です。
逆転の発想で、悪い習慣をよい習慣に置き換えよう!
何かをやろうとしてもうまくいかないときというのは、何か間違ったことをやっている可能性があるのです。こんなときは微調整をしようとしてもダメです。思い切って、発想を真逆に切り替える必要があります。(森田敏宏)
習慣を変えるためには、逆転の発想を活用することがよいと医学博士の森田敏宏氏は指摘します。早起きをしたければ、意志の力に頼るのをやめ、早寝をすればよいのです。実際、私も早起きの習慣を身に着けましたが、その際、私がやったことは早く寝ることでした。早寝早起きにシフトすることで、睡眠時間を削ることなく、気持ちよく早起きができるようになったのです。誰からも邪魔されない朝時間を活用することで、私の人生はよい方向に向かい始めました。
このように悪い習慣を改善できれば、よい習慣が身につき、結果を出せるようになります。悪い習慣をよい習慣に変えるのも、意志の力では難しいのですから、逆転の発想を使うべきです。
逆転の発想を使えば、学ぶ時間も短縮できます。忙しいビジネスパーソンは学習時間を確保することは難しいのですから、隙間時間や移動時間を活用し、集中する時間を増やすようにしましょう。
1回で理解・記憶しようと頑張るのではなく、短時間の学びを繰り返し、テキストへの接触頻度を高めるようにします。短い時間で集中することを意識し、何回もテキストを読むようにするのです。
学習とは、新しい回路を脳の中につくり、その流れをスムーズにしていくことなのですから、1回の勉強時間を短くして、効率的に学ぶようにします。
私も読書をする際は隙間時間を徹底活用しています。移動時間や待ち時間には、Kindleを開きビジネス書を読むことを習慣にしています。学ぶ時間を確保することで、日々新しい情報に触れられるようになり、ビジネスのアイデアづくりに役立っています。
習慣を定着させる3つの法則
著者は習慣を定着させる3つの法則を紹介しています。
①ロケットの法則
目的の目的を手段に置き換えて、もっと高いレベルの目的を考える作業を繰り返すと、本当に目指すべき目標、目的が見えてきます。目指すべき目標や目的があることで、ポジティブに行動できるようになり、新たな習慣が生まれます。
・惑星に行くという目的
・手段というロケット=習慣
ビジネスで結果を出すという目的を達成するために、朝時間を活用して学びの時間を確保するという習慣が生まれたのです。今では朝時間は読書とブログを書くだけでなく、その日一日の戦略を組み立てる時間となり、以前より私のパフォーマンスは確実に高まっています。
②イチローの法則
あなたが行う習慣も毎日積み重ねることで、大きな成果に結びつくのです。
イチローには毎朝カレーを食べる、同じルートで球場に向かう、バッターボックスに入る時、出る時に同じ動作をするなどのルーティンがあります。このルーティンによって、脳が余計なことを考えず、今ここに集中できるようになります。これがイチローが結果を出し続ける秘訣なのです。
毎日、同じ時間に同じことをやり続けること(ルーティン)が、あなたの未来を明るくしてくれます。結果から逆算し、何をルーティンにすればよいかを決めるのです。
③カルタの法則
習慣が続かなくなってきたら、習慣の軌道修正を行います。目的を再度明確にし、自分のために必要な情報を探すのです。その時に使えるのが、カルタの法則です。
私たちの脳は、カルタをする時に冒頭の言葉(必要な情報)だけを選んでいます。私たちの脳は問題意識を持つ際に、アンテナを張り情報を探しています。日々、自分の習慣を意識し、モチベーションが高まる情報を取り入れるようにすることで、自分の習慣を鉄板にできます。
よい習慣が人生を変えてくれますが、早起きには相乗効果があります。朝時間は自分ひとりの時間なので、仕事や学びに集中できます。締め切り時間があるため、短い時間で結果を出せるようになり、効果的です。早寝早起きの習慣が人生を変える早道だと捉え、自分の生活習慣を見直してみましょう。
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