私たちは売りたくない! “危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭
チームK
方丈社
私たちは売りたくない!(チームK)の要約
レプリコンワクチンの安全性に関しては未だ多くの疑問が残されています。現時点では、十分な科学的証拠が蓄積されておらず、長期的な影響も不明確です。 この状況下で国民の健康を考えれば、慎重なアプローチが求められます。このままワクチンを多くの国民に打たせることが薬害につながると著者たちは警鐘を鳴らしています。
mRNAタイプワクチンの問題点とは?
打っていいワクチンと、そうでないワクチンがある。(チームK)
本書は、Meiji Seika ファルマ社の内部告発本として注目を集めています。特に「レプリコンワクチン(同社のコスタイベ)」と呼ばれる新技術の安全性に対する疑問が大きな波紋を広げています。
本書で提示されているデータや情報は、陰謀論や内部リークとは無縁のものです。 冒頭で著者らは次のように明言しています。「私たちが本書で示しているデータは、厚労省や審議結果報告書などで示された『公の情報』、『すでに報道されている内容』、または『製薬企業が公表しているニュース・リリース』を元にしています。企業の内部情報などはリークされておらず、誰もがアクセス可能な公開情報から、本書は書かれています。
このような前提に立ちつつ、著者らは世の中には、「打っていいワクチンと、そうでないワクチンがある」という主張を展開しています。
残念ながらmRNAタイプワクチンの安全性がしっかり検証されているとはとても言い難い状況です。日本のみならず、世界中で事情は同じです。
レプリコンワクチンの登場は、ワクチン技術の新たな進化を象徴しています。この革新的な技術は、従来のmRNAワクチンとは根本的に異なるメカニズムを採用しており、医療界に大きな期待と同時に慎重な議論をもたらしています。
従来のmRNAワクチンでは、体内に投与された遺伝子情報は一度だけ抗原タンパク質を産生し、その役割を終えると分解されます。一方、レプリコンワクチンは、その名が示す通り「自己複製」能力を持つ遺伝子情報を用いています。この遺伝子情報は細胞内で自己複製を繰り返し、結果として、長期間にわたり多量の抗原タンパク質が継続的に生成されることとなります。
この自己複製メカニズムがもたらす最大の利点は、少量の投与で高い免疫効果が得られる可能性です。従来型のmRNAワクチンと比較して、有効成分量を大幅に減らすことができるとされています。これは、ワクチンの製造コストの削減や、副反応のリスク低減につながる可能性があると期待されています。
さらに、レプリコンワクチンは長期的な免疫持続性も期待されています。遺伝子情報が自己複製を続けることで、体内での抗原タンパク質の産生が長期間継続し、その結果、より強力で持続的な免疫反応を引き起こす可能性があるのです。
レプリコンワクチンは、次世代のmRNAワクチン技術として注目を集めていますが、その革新性ゆえに懸念される問題点も存在します。著者らはレプリコンワクチンが引き起こす可能性のある厳しい有害事象の3大要素を明らかにしています。
①LNP(脂質ナノ粒子)
LNPは、mRNAを体内の細胞に届けるための重要な役割を果たしていますが、同時に深刻な副反応を引き起こす可能性があります。特に、LNPが血液脳関門(BBB)を通過する可能性が指摘され、従来のワクチンとは異なる重大なリスクをもたらす可能性があると考えられています。
血液脳関門は、人間の脳を守る重要な防御機構です。この関門は、血液中の物質が無秩序に脳内に侵入するのを防ぎ、脳に必要な物質のみを選択的に通過させる役割を果たしています。しかし、最近の研究により、LNPに包まれたmRNAがこの関門を突破し、脳内に侵入する可能性が示唆されています。
LNPの血液脳関門通過により、高熱や重度の頭痛、さらには脳梗塞や脳出血などの深刻な有害事象が起こる可能性があると言うのです。
②スパイクタンパク
レプリコンワクチンは、体内でスパイクタンパクを大量に産生することで強力な免疫反応を引き起こすことを目指していますが、このスパイクタンパク自体が強い毒性があるというのです。スパイクタンパクが炎症を起こすことで、肺炎、脳梗塞、脳出血、心筋炎、心膜炎、神経系や皮膚での障害を起こしているです。
③ワクチンそのもの
レプリコンワクチンの最大の特徴は、体内でmRNAが自己複製を繰り返し、長期間にわたってスパイクタンパクを産生し続けることです。この特性は、より強力で持続的な免疫反応を引き起こすことを目的としていますが、同時に予期せぬ問題を引き起こす可能性があります。
最も懸念されているのは、スパイクタンパクを産生し続ける自身の細胞が、免疫システムによって「ウイルスに感染した細胞」と誤認識される可能性です。通常、人体の免疫システムは外敵からの防御を担っていますが、この場合、自身の健康な細胞を「外敵」と判断し、攻撃を開始してしまう可能性があるのです。
人体の免疫システムは非常に複雑で精巧なメカニズムを持っていますが、一度「敵」と認識した対象に対しては徹底的に排除しようとします。レプリコンワクチンによって引き起こされる長期的なスパイクタンパクの産生が、この免疫システムの誤作動を引き起こす可能性があるのです。
ここ2年ほどの間に「帯状疱疹」や「ターボ癌」と呼ばれる急速に進行する癌の症例が激増しているのも、mRNAワクチンが影響していると著者らは指摘します。
打ってはいけないレプリコンワクチン
筋肉内に注射された時点で、mRNAは人体のあらゆる細胞に取り込まれる可能性があり、どこの細胞に運ばれるかは、全くコントロールできません。複数の細胞で同時に爆発的な量のスパイクタンパクを作り出しているかもしれないわけです。
従来のワクチンと異なり、mRNAワクチンは筋肉内に注射された時点で、人体のあらゆる細胞に取り込まれる可能性があります。結果として、mRNAがどの細胞に到達するかを予測したりコントロールしたりすることが極めて困難になっています。
この特性は、複数の細胞で同時に大量のスパイクタンパクが産生される可能性を示唆しています。つまり、ワクチン接種後、体内の様々な部位で予期せぬ量のスパイクタンパクが作られる可能性があるのです。これは、局所的な炎症反応から全身性の免疫反応まで、様々な生理学的影響を引き起こす可能性があります。
さらに懸念されるのは、従来のmRNAワクチンでさえ、体内で産生される抗原量を正確に予測することが難しいという点です。mRNAの安定性や細胞内での翻訳効率、そして個々の生体反応の違いなど、多くの要因が抗原量に影響を与える可能性があります。 この問題は、レプリコンワクチンのような自己増幅型mRNAワクチンでは、さらに複雑化します。
レプリコンワクチンの特徴である自己複製メカニズムにより、mRNAが細胞内で複製を繰り返し、より長期間にわたってスパイクタンパクを産生し続ける可能性があります。この自己増幅プロセスは、抗原量の予測をさらに困難にし、潜在的なリスクを増大させる可能性があるのです。
抗原量が予測不可能であることは、いくつかの重要な問題を提起します。まず、予想以上の抗原量が産生された場合、過剰な免疫反応や炎症反応を引き起こす可能性があります。また、特にレプリコンワクチンの場合、mRNAの自己複製が長期間続く可能性があり、その影響を予測することが困難です。
さらに、抗原量が不明確であるため、個々の患者の特性や健康状態に応じた適切な投与量の調整が困難になります。加えて、抗原量と副反応の関係を正確に把握することが難しくなり、安全性評価がより複雑になる可能性があります。
健康な国民に接種するワクチンであるなら、安全性が確認できていない段階で承認してはいけないはずです。
著者らはワクチン接種を控える理由の一つとして、自己増幅を停止する指示がない遺伝子情報がワクチンとして体内に入ることへの懸念が挙げています。この懸念は、そのような遺伝子情報が体内で無限に増幅し続けるのではないかという不安に基づいています。
現時点では、この不安を完全に払拭できるだけの科学的証拠は十分に示されていないとされています。特に新しい技術であるレプリコンワクチンに関しては、従来のmRNAワクチンと比較してさらに未知の部分が多いと考えられています。
レプリコンワクチンの仕組みから考えると、もしシェディング(ワクチン接種者から非接種者へのウイルス粒子や遺伝子物質の伝播)の問題が存在するならば、既存のmRNAワクチン以上にリスクがある可能性があります。ただし、これについては現時点では明確な結論が出ていません。そのような状況でレプリコンワクチンを打つことが正しいことなのかと著者らは疑問を投げかけています。
『私たちは、「安全だ」と胸を張れないワクチンは、「売りたくない!」』 と言う社員の言葉は、レプリコンワクチンの安全性に関する深刻な懸念を反映しています。製造・販売側でさえも確信が持てない状況は、消費者にとって重大な警告となり、レプリコンワクチンを打つ前に命の重要性を考える必要があります。
ネットやソーシャルメディアにはワクチン推進派と反ワクチン派が、それぞれの立場から激しい議論を戦わせていますが、私たちができることは正しい情報を入手し、自分の頭で考えることです。ワクチン接種が製薬会社のビジネスであるということを忘れずに、自分の健康のために何が正しい選択なのか?を考える必要があります。
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