自分の体に刺さった毒矢をサッサと抜こう!空海の教えから、優先順位を考えて見る。

書評

毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う。(空海)
毒のついた矢が刺さっているのに、どこからこの矢は飛んできたのか?誰が毒矢を撃ったのだ?と
追及ばかりしているうちに、身体に毒がまわって死んでしまうぞ。

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10年前の40代を過ぎた頃、空海の言葉にはまりました。
四国の善通寺に旅したり、彼に関する書籍を読み漁り
自分の生き方について問い直してみたのです。 
最近になって、また空海のことが学びたくなり
アマゾンで見つけたのが、空海の言葉に学ぶシリーズ 空海1です。

本書は空海の有名な言葉を
わかりやすい現代語で訳してくれているので、初心者にも読みやすいです。
また、今の混迷の時代に彼の言葉を置き換えることで
私たちは本書を読み進めるうちに、いつの間にか悩みを解決できるのです。

冒頭の名言は、緊急事態が起こっているにも関わらず
何も行動を起こさない人を揶揄しています。
毒矢が刺さっているのに、行動をしなければ、ただただ死んでいくだけです。
毒矢なら体の痛みが伴い、すぐにわかりますが
実際のビジネスでは、当事者の怠慢から、トラブルの発見が遅れることが多々有ります。
そして、言い訳を考えたり、お互いの責任をなすりつけあうだけで
行動を起こせずに、よりひどい状態を招いてしまうのです。

失敗をした場合に私たちが最優先すべきことは
原因の追究と改善策を速やかに実施する2点だけです。
トラブルにも関わらず、緊急性と重要性を取り違えて
社内での責任追究に終始していたら、お客様の怒りが爆発してしまいます。

本書は、自分を徹底的に知ることを読者に求めます。
自分がやりたいことに全力を尽くしたり
自分がかけがいのない存在だと思えれば、おのずと行動を変えられるのです。
逆に、言い訳や愚痴を癖にすれば、怠けることを覚え
暇人として生きていくしかなくなるのです。

「家が貧乏だから悪いんだ」 「学歴がないからダメなんだ」 「口下手だから営業成績が上がらないんだ」 …犯人捜しをしている暇があるならもっと創意工夫すればいい。小人閑居して不善を為す。つまらない人間は暇人です。暇だからどうでもいいことばかり考えてしまうのです。考える暇もないほど忙しい人はよけいなことがつけこむ隙がありません。忙しいとは 「心をなくす 」と書きますが 、つまらんことを考えるくらいなら心をなくしたほうがはるかにましだ 、と思うのです。毒矢はつべこべ言わずにさっさと抜いてしまえ 。

この「つまらない人間は暇人だ」という言葉にハッとしました。
以前の私はまさにこの暇人で、お酒を飲むことで
30代、40代前半の貴重な時間を無駄にしてしまったのです。
毎晩、同じ仲間と愚痴を言い合い、自分のやりたいことをやらずにきました。
忙しく過ごすことは、問題だという考え方もありますが
忙しいほうが、何もしないよりははるかにましです。

アクティブに行動することで、面白い話が引き寄せられもします。

まずは、自分の中に溜まっている必要のないタスクをやめて
本当にすべきことを決めるべきなのです。
やりたくないこと(毒矢)を抜かないと
本当に自分がやるべきことが、できなくなるかもしれません。
無駄なことを考えるために時間を費やしていては
当たり前ですが、何も生まれてこないのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

  

photo credit: via photopin (license)

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