できる人の自分を超える方法(リチャード・テンプラー著)を参考に幸せの定義を考えてみる。

多くの人は他者から「成功の定義」を押し付けられているようです。
普通の人は金銭(おカネ)や自動車などのモノが成功のシンボルだと考えているようです。
最近、成功している経営者と話す機会が増えているのですが
面白いことに成功している経営者の中では「成功の定義」が異なります。
わかりやすくおカネだという人もいれば、家族だという人もいます。
人から認められること、世界に貢献することなど「成功の定義」は経営者によって様々です。
成功している経営者は、他者とは違う自分らしい「成功の定義」を持っているようです。

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成功の定義は人によってさまざまだ。私たちはみんな違う。何を目標にするかを決めるのは、あなた自身しかいない。他人に成功の定義を決めさせてはいけない。彼らは、あなたが何に満足を感じるかをまったく知らないのだから。だから、あなたは自分にとっての成功の定義をじっくり考えなければならない。成功の姿がわからなければ、目指すこともできないからだ。

リチャード・テンプラーできる人の自分を超える方法の中で
「成功の定義」は自分で決めるべきだとアドバイスしています。
案外と人の脳は、他人の影響を受けやすく
自分の成功の定義ですら自分で決めていない人が多いのです。
自分のゴールが決まっていないのですから
これでは、ちゃんとしたゴールに辿り着くわけがありません。

まずは、自分の本当のやりたいことを見つけることが肝心です。
以前の私は広告こそ、自分のための仕事だと思ってきましたが
最近では日本のよいものを海外に紹介することが楽しくなってきました。
以前であればそういったビジネスをコミュニケーションでサポートしていたのですが
今はもう一歩前進して、海外の進出支援からコミュニケーションまで
自分のビジネスの領域を広げたくなりました。

低成長の日本で勝負するより、若年人口が爆発しているインドネシア
国家がナンバー1戦略をとっているドバイに進出したほうがはるかに可能性があると思います。
実際、11月、12月にジャカルタ、ドバイを訪問してきましたが
その2カ国にはとてつもない可能性を感じています。

ドバイもジャカルタもイスラム国家ですが、成長する可能性を秘めています。
我々と宗教は異なりますが、彼らにもライフスタイルをよりよくしたいという願望があります。
インドネシアは若年人口とミドル、富裕層の増加が魅力ですし
ドバイは中東、アフリカ経済圏のハブになっていて、人モノ金が集まっています。
以前とは異なり、「安かろう悪かろう」ではなく、マーケットはより良いモノを求めています。
特に、ドバイの富裕層は現地では買えない日本のグッズや文化を体験したがっています。
日本の様々なプロダクトやサービスが今のドバイにフィットすると私は考えています。
おカネに糸目をつけないドバイ、中東、アフリカの富裕層をターゲットにして
今あるビジネスをカスタマイズし、進出すれば、大きな成長が期待できるはずです。

日本だけでビジネスをするのもよいのですが、海外に出ると
その国とのギャップから日本の良い点が見つかります。
私は日本の良いモノやサービスを海外に紹介し
それをビジネスにできたらと考えるとワクワクします。

私にとっての「成功の定義」はこのワクワクかもしれません。
ワクワクしている時間が多いとより幸せを感じられるのです。
幸せの時間を増やすことが、成功だと定義すれば
ワクワクすることをビジネスにすればよいのです。
やりたいことをやるのが人生において正しいこともここに理由があります。
ワクワクビジネスを増やしていけば、自ずと幸せになれるのです。
最後にタンブラーの言葉をもう一つ紹介して終わります。

他人の人生ばかり見ていると、自分の人生に本気で取り組むことを忘れ、人生を改善する努力からも逃げることになってしまうのだ。他人の持っているものがうらやましいなら、それを自力で手に入れる方法を考えなくてはいけない。自己憐欄をやめ、欲しいものを手に入れるために立ち上がれば、他人をうらやんでいる暇などなくなるはずだ。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

  
photo credit: StewC via photopin cc

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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