耳は2つで、口が一つの理由を意識すれば、コミュニケーションは変わる。ヘミングウエイとデール・カーネギーの知恵から学ぶ。

私は話を聞くのが好きである。注意深く聞くことで、多くを学んだ。だが、聞こうとしない者は多い。(ヘミングウェイ)      

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高校時代に好きだった作家が、このアーネスト・ヘミングウェイ
日はまた昇るなどを若き日になんどもなんども読み返したことを
この名言によって、突然思い出しました。  
ヘミングウェイに憧れていた私は、大学時代には
Keywestの有名なバーSloppy Joe’s(ヘミングウエイが通った)にも行くほど
彼に憧れていたのです。

しかし、あれほど好きだった作家の言葉を
私は、実践できていませんでした。
人の話を積極的に聞かなかったことで、なんどもチャンスを逃していたのです。
私は自分で話すことの方が好きだったため、人の話を聞くことが苦手でした。
人の話を遮ることも平気でしていたことを、この言葉を読んで、反省しています。
ヘンミングウェイが指摘しているように、学びのチャンスを私は自ら放棄していたのです。

実際、多くの先人が、人の話を聞くことの重要性を指摘しています。
例えば、ユダヤのことわざにはこういうものがあります。

人には口が一つなのに、耳は二つあるのは何故だろうか。それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ。

耳が二つあることを絶えず意識することで
私たちは人の話をもっともっと聞けるようになるのかもしれません。

また、この言葉を活用して、ロン・シャピロは次のような名言を残しています。

耳は2つあるが口は1つしかない。これで人間を創った神の意図はわかるだろう。人の話はよく聞け、舌鋒鋭く迫るのが、常に交渉の成功者になるとは限らないという訳だよ。

成功者ほど、人の話を聞くことを意識して、学ぶ人たちなのです。

また、道は開けるで有名なデール・カーネギー
人の話を聞くことこそが、成功の秘訣だと以下のように言っています。

人の話を聴くことで、人生の80%は成功する!

人生の80%というたとえがすごいですが
それほど相手を立てれば、成功が近づいてくるのでしょう!
相手を優先する、相手を気持ちよくさせることが成功の秘訣なのでしょう。

あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して、持っているのである。(デール・カーネギー)

相手が一番大事なのは、当たり前ですが自分自身なのです。
自分が話すことを少し譲って、相手の話を積極的に聞くようにすれば
相手との関係は一気に変わるのです。
デール・カーネギーは、次の6つの心得を守れば
良いコミュニケーションを身につけることができると言っています。

1.相手の話には熱心に耳を傾ける。
2.相手の話に口をはさまない。
3.初対面の人の名前はすぐ覚えて、 できるだけ使う。
4.もし相手の言い分が間違っていても、 そっけなくやりこめるのはよくない。
5.自分のほうが偉いといった態度を見せない。
6.自分の考えが間違っていれば、 素直にあやまる。

2つある耳を有効活用して、相手の話に口を挟まないことを
習慣化すれば、人生の成功確率を上げることができるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうござます!

   

photo credit: Key West via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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