気にしない練習: 不安・怒り・煩悩を“放念”するヒント(名取芳彦著)の書評

その一瞬は、過去の膨大な経験を土台にした頂上にいるようなものです。言い換えれば、これから料理をしようとするあなたの前に何百、何千もの過去という素材、調味料、調理器具がすでに用意されているようなものです。それらを使って何を作るかが、今、今日、明日を生きるということです。今日使うものでも、明日は使わないかもしれませんが、あなたの前には膨大な素材、調味料、用具が用意されています。不要だからと捨てられるものは何一つありません。過去は過去で、それ以上でも以下でもなく、現在のあなたの土台になっているのです。(名取芳彦

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気にしない練習: 不安・怒り・煩悩を“放念”するヒント
名取芳彦著)の中の
この言葉から、今朝は刺激を受けました。

今、ここでいろいろな決断ができるのも
楽しい体験ができるのも、過去の行動のおかげなのです。
多くの人との出会いや自分の選択が、今の自分を形作っているのです。
自分が勇気を持って、多くの行動をすればするほど
過去の点と点がつながり、今の生活を豊かにしてくれるのです。

過去の体験が、これからの未来を料理する素材や調味料なら
これを準備し続けることが、成功の秘訣だと言えます。
行動を最大化し、多くの人と出会い
より多彩な経験を積めば積むほど、人生をハッピーにできるのです。

その際、名取氏は失敗を恐れてはいけないと書いています。

失敗を恐れないでいたいと思います。その理由は二つ。一つは、世の中はやらないとわからないことばかり。やれば失敗するのは当たり前。失敗を恐れていると何も身につかないからです。

世の中はやらないとわからないことばかりなのです。
昨年、インドネシアやドバイに突然行くと決めたことで
私の人生は面白くなってきました。
特に、ドバイの世界一戦略を目の当たりにすることで
価値観が今までとは全く変わり、新たなビジネスをしたくなったのです。
50を過ぎてからでもチャレンジすることで、人生を変えられることを再認識したのです。
あの時失敗を恐れて行動していなかったら、今のワクワク感を手に入れられなかったのです。 

また、次の名取氏の考え方にも共感します。
チャレンジしたなら、たとえ、失敗したとしても人は素晴らしい果実を手に入れられるのです。

失敗を恐れない理由の二つ目は、失敗をすればするほど同様の失敗をした人に対して寛容になれると思うからです。「なるほど、その失敗ね。私もやった。ついやってしまうんだよね」という具合です。人間としての成熟は、たくさんの失敗から多くのことを学び、人の失敗を許せるようになることでしょう。他人のちっぽけなミスにいちいち目くじらを立てて、責めなくてもすむようになるのですから、これまた結果として、心おだやかになれます。

失敗しても人間力を鍛えられると思えれば、行動が怖くなくなります!
人生の最後のタイミングで、後悔しないためにも
失敗を恐れずに、行動し続けたいものです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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