なぜネクタイが発明されたのか、訳が分かりません。ネクタイを着けると、誰もが同じ服を着ているかのようにうり二つに見えます。だから、私はみんなのネクタイを切り取りたくて、胸ポケットにはさみを入れておくこともあるほどです。私の考えでは、ネクタイは職場のボスから押し付けられた代物。現在のボスは、旧世代のボスによって過去40年にわたってネクタイ着用を義務付けられてきました。現在の地位を得た暁には、新世代にもネクタィ着照を強制して同じ苦しみを味わわせようとうずうずしていたのです。(リチャード・ブランソン)
クールビズが終わり、ネクタイを着用する機会が多くなりましたが
一度、ネクタイをつけなくなると、ネクタイを結ぶことが面倒になります。
寒さよけとしては最高なのですが、首を絞められるのは、あまり気分がよくありません。
以前は、ネクタイがオシャレだと思って、頑張って結んでいましたが
一度外してしまうと、ネクタイが邪魔者に思えてきます。
仕事が終わると多くのビジネスマンがネクタイを直ぐに外します。
これを見ても、日本人がネクタイを義務感で、結んでいることがよくわかります。
リチャード・ブランソンが言うように、ネクタイの存在意義を改めて問いたくなります。
そもそもネクタイは寒さから身を守るために、兵士たちが首に巻いていたことから始まります。
フランスのルイ13世時代、ルイ14世の時代にクラヴァット(cravate)として流行りはじめ
19世紀の産業革命以降、ビジネスマンの定番になっていくのです。
ビジネスマンの象徴であるネクタイは、工業化社会のシンボルで
21世紀のクリエイティブ社会には、似合わないのかもしれません。
また、身に着けて不快感を覚える物は何であれ
長期的に健康問題を誘発するというトム・ラスの話を読んで
余計にネクタイを結びたくなくなりました。
書籍座らない!から以下引用します。
身に着けて不快感を覚える物は何であれ、長期的に健康問題を誘発します。ベルトを締め過ぎると体の神経を圧迫します。ぴったりしたジーンズをはくとしばしば消化機能に悪影響を与え、いわゆる「タイトパンツ症候群」を引き起こします。ネクタイやきつい襟は体の動きを制約し、脳への血流を妨げます。ネクタイは眼疾患を招くほか、首の可動域を減らしたり、両肩と背中の緊張を高めたりすることもあります。
ネクタイを締めることで、脳への血流が悪くなるなら
多くのビジネスマンはネクタイをやめるべきです。
防寒のためなら、今時は他の手段があります。
クリエーターがネクタイを締めない理由がこれでわかりました。
21世紀のクリエティブ社会を生き残るためには
ネクタイを結ぶのをやめたほうが良さそうです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Mens Yellow Stripe Necktie via photopin (license)
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