電球の発明で世界的に知られるトーマス・エジソンは、口癖のように自分はほんの少ししか眠らないと言っていた。新聞記者を前に誇らしげにこう語ったこともある。「私は、一日に4、5時間以上の睡眠を必要と感じたことは一度もない。夢を見たことは一度もないし、いつも熟睡できる」だが 、エジソンの伝記作家は、偉大な発明王が、それ以上に長く眠っている事実をつきとめた。自宅の仕事部屋と図書室のほか、いくつもの部屋にベッドが用意してあり、エジソンは頻繁に横になって仮眠をとり、一日 「4、5時間」どころか、ずいぶん長く眠っていることがわかったのだ。(リチャード・ワイズマン)
このエジソンの話からは2つのことが学べます。
一つは偉人の伝説は、脚色されている可能性があるということ
そして、もう一つは睡眠が多くの人にとって、とても重要だということです。
睡眠は時間の浪費だ。(トーマス・エジソン)
このエジソンの名言を鵜呑みにして、ショートスリーパーになるのは危険です。
人は1日に7時間から8時間程度の適正な睡眠をとるべきなのです。
精神科医のダン・シーゲル氏によると睡眠不足の怖さがわかります。
脳に蓄積した神経毒を取り除くのに必要不可欠なグリア細胞が
睡眠が短くなると機能しなくなり、記憶力や注意力が低下してしまうというのです。
アルコール依存症の頃は、私の眠りはいつも浅く心身ともに疲れていました。
感情のコントロールができず、いつもイライラしていたのですが
睡眠を取ることで、気持ちが落ち着くようになったのです。
充実した一日を過ごせば、幸せに眠れる。(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ダ・ヴィンチのいうとおり、充実した1日を過ごせば
人間は眠くなるようにできているのです。
私も規則正しい生活をこころがけ、自分のやりたいことをやるようになって以降
良い睡眠が得られるようになりました。
朝から、自分のやりたいことに集中すれば、
11時過ぎには本当に疲れてしまって、眠くなりますから
この段階で眠るようにしましょう。
ここで、無理をしないことが肝心です。
睡眠のパターンが崩れると、取り戻すのに苦労します。
また、早く眠ることで、翌朝の気分が全く異なります。
しっかりと眠ること(規則正しい生活)で
朝から気持ち良く動けるようになり、生産性が向上出来るのです。
お酒を止めて一番よっかたことが、朝の時間を効果的に使えるよういになったことです。
最近、私が眠りをよくするために、習慣にしていることが読書と感謝です。
眠る前に、気分の良くなる本を読むとリラックスできます。
その際、紙の本を読む方が寝つきが良くなるようです。
iPhoneの明かりは寝室では明るすぎるので、Kindleアプリはやめるようにしています。
また、1日を生きられたことを感謝することで、リラックスできます。
日々の生活に感謝することで、自分の人生が素晴らしいものに思えます。
これで感情をコントロールできるようになり、気持ちが落ち着き、よく眠れるようになるのです。
ベッドに横になったら、翌日のことなど考えてはいけない。ベッドに入ったら眠るんだ。絶対に何も考えない。頭の中を空っぽにする。そうすればいい眠りに入れ、翌朝完全にリフレッシュされた状態で目覚める。(アーノルド・シュワルツェネッガー)
できるだけ良い睡眠をとるために、毎日を充実させたいですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考 リチャード・ワイズマン博士のよく眠るための科学が教える10の秘密
photo credit: Asleep at the Wheel via photopin (license)
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