燃やすのに一番いいのは老木。飲むには古酒。信頼するには旧友。読むのは古典。(フランシス・ベーコン)
世界の自己啓発50の名著(T・バトラー=ボードン著)を読んでいるのですが
寄り道ばかりしてしまい、ほとんど先に読み進めません。
本書は、自己啓発の名著50のエッセンスを紹介してくれていますが
紹介されている本をついつい再読してしまうので
この本に戻れなくなってしまうのです。
著者がセレクトした自己啓発書はどれも面白く
本書のエッセンスを読んでいるだけで、読み返したくなります。
『小さいことにくよくよするな』、『人を動かす』、『7つの習慣』などの
このブログでもおなじみの自己啓発の良書や古典が紹介されています。
今は、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』をKIndleで再読しています。
最近、読んだ何冊かの書籍で『夜と霧』が引用されていたので
読もう読もうと思っていたのですが
本書のおかげで、再びヴィクトール・フランクルの世界に浸れました。
どのような状況になろうとも、人間にはひとつだけ自由が残されている。それは、どう行動するかだ。(ヴィクトール・フランクル)
第二次世界対戦下のナチスの強制収容所という最悪の環境下でも
ヴィクトール・フランクルは生きる意味を考え続けます。
想像も及ばぬ熾烈な環境下でも、希望を捨てず行動することで
彼は生き抜き、ついには解放されるのです。
私たち人間は、強い意志を持ち、行動することで
どんなストレスにも勝利できることを本書は証明しています。
人間は緊張のない状態など本当は求めてはいない。心の底では目標に向かって、苦闘する日々を望んでいるのだ。
久々に夜と霧を読むことで、自分が置かれている今の状況に感謝できました。
私たちは素晴らしい国の素晴らしい時代を生きているのです。
祝福しなさい。その運命を。信じなさい。その意味を。
さて、世界の自己啓発50の名著の話に戻りますが
最近の多くの自己啓発書は、当然のことながら古典を下敷きにしています。
新しい自己啓発書からもいろいろな気づきをもらえますが
時にはディール・カーネギーの古典や
ヴィクトール・フランクルなどの真の体験談を読むことを意識したいものです。
世界の自己啓発50の名著に取り上げられている書籍は
数十年以上の時代を生き続けた名著ばかりですから、読む価値があるのです。
著者が自ら見つけたルールや体験談は本物で、他の追随を許しません。
なんども名著を読み返すことで、それらとともに私たちは成長できるのです。
今回のヴィクトール・フランクルの再読で、私はいろいろな気づきをもらえました。
世界の自己啓発50の名著は、新たに名作を知るための指南書としても読めますし
再度、古典に挑戦するための手引きとしても使えます。
photo credit: {31/365} fell down, found love via photopin (license)
コメント