99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る(岩佐大輝著)の書評

書評

「やるかやらないか」の時点で、勝負の99%は決まる。僕はそう思う。スタートしなければ、勝利する権利も得ることはできないのだ。そして、どうしても一歩を踏み出せないときには、「人生の一回性」を思い出してみる。動き出さずにはいられなくなるはずだ。(岩佐大輝)

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99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る
岩佐大輝著)
を読了しました。
東日本大震災で郷里が壊滅的な打撃を受けたことで、著者の岩佐大輝氏の生き方が変わります。
宮城県山元町のイチゴを復活させるために、農業法人を立ち上げ
わずか3年で「ミガキイチゴ」ブランドを成功させてしまうのです。
山元町を復興させる戦略を考える中で、世界一のイチゴ作りを目指します。
価値を提供することで、農家の収入を上げ、人が集まる町おこしを狙っていくのです。

東日本大震災によって、明日生きているとは限らないことを実感した著者は
決めたらその場で、すぐに行動をスタートするのです。
そこには妥協はありません。
彼の卓越した行動力と世代を超えたチームワークによって
ついには初年度からイチゴの生産を成功させてしまうのです。

本書のキーワードは行動力とスピードです。
メンバーがアクティブにチャレンジすることで、次々と奇跡が起こっていきます。
さっさと失敗することが成功への早道であることを本書から学べました。

僕が言える成功の法則がたった一つあるとしたら 「さっさとやれ」ということ。さっさとスタートして、さっさと失敗することがなによりも重要だ。 PDCAサイクル (Plan:計画 Do:実行 Check:評価 Action:改善)を早く回せば、それだけ成功は近づく。そして大切なのは、最初から完璧を求めすぎないこと。「7割くらいの準備」を終えた段階でスタートするくらいがちょうどよい。

失敗しても、すぐに立ち直る株式会社GRAのメンバーのパワーは素晴らしく
彼らをリードする岩佐氏のポジティブマインドには脱帽しました。
行動を最大化する!それもスピーディに行うことで、いろいろな引き寄せが起こるのです。
イチゴのプロとの熱い会話の数々、伊勢丹に採用させるための努力など
壁を一つ一つ乗り越えていく岩佐氏の行動力を見習いたくなりました。

失敗から学ぶことは本当に多い。だから、壁を乗り越えようと工夫を重ねること自体にも意味がある。そんな「偶発的必然」を起こすために重要なのは 、とにかく行動することだ。いろいろ工夫してみれば、やがて何かが降臨してくる。とにかくいろんなことをやってみる。そこからしか始まらない。

ICTを使って形式知にすることで、日本の農業を変えることができます。
勘と経験を排したサイエンス農業によって、高品質のイチゴを安定して生産できるようになり
山元町に若者が集まるようになったのです。
高齢化する農業の知恵を若い世代に伝えるためにも
農業のIT化は避けて通れないのですが、遅々として進んでいないようにも思えます。
日本の農業をIT化で強くするための最後のチャンスが今なのですから
岩佐氏たちの取り組みをもっともっと、伝えるべきだと思います。

人生は一度しかない。本当に一度きりしかない。それがはっきりとわかったのだ。僕らが、一日一日を100パーセントの力で生きていかなくてはならない理由はそこにある。 

東日本大震災という未曾有の災害の中で
生きる価値を見つけた著者の言葉から、私は行動する勇気をもらえました。
5億円の借金やインドへの進出など著者の決断力と行動力を知ることで
私はチャレンジすることが怖く無くなりました。
人生はやるかやらないかで勝負が決まってしまうのですから
私たちは恐怖心を捨てて、行動するしかないのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

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