いつも自分はハッピーだと考えよう。笑う門には福来る。だからいつもニコニコしている人が金持ちになる。笑顔は1円のコストもかからない最良の戦略なのである。逆に自分の感情をコントロールできない人は金持ちになれない。(客家大富豪の言葉)
客家大富豪の教え(甘粕正著)で紹介されている言葉から
笑顔のパワーを再認識しました。
客家は中国の王族の末裔で、戦乱から逃れるため中原から南へ移住した民族で
移住先では、原住民からよそ者の意味から客家と呼ばれていました。
客家の居住区は移住をしていたため、中国山間部、台湾や東南アジアなどに広がっています。
移民の彼らは商売で成功し、今では華僑経済の30パーセント以上を握っていると言われています。
子弟の教育にも熱心で、教育水準が高いのも特徴です。
実際、シンガポール、マレーシア、タイなどで成功した華人には、客家の血を引く人たちが多く
先日亡くなったシンガポールのリー・クアンユーやタイのタクシン元首相
タイガーバーム創始者・胡文虎氏などが客家として有名です。
その客家の教えをまとめた一冊が、この客家大富豪の教えなのです。
本書で紹介されている18の教えは、どれも素晴らしく、早速実践したくなりました。
以下、簡単に紹介します。
1.運は親切にした相手の背中から来る
2.許すことを知れば運命は変えられる
3.退却は重要な才能なり
4.何を始めるかに最も時間を費やすべし
5.ビジネスには大義名分が必要なり
6.準備していなかったチャンスはリスク
7.小さな約束こそが重要なり
8.家族を蔑ろにする者は成功せず
9.お金に使われず、お金を働かせるべし
10.50人の仲間が成功の核心となる
11.金鉱ではスコップを売るべし
12.安売りには必ず終わりがやって来る
13.嫉妬は成功の敵、合い今日は成功の素
14.物事は因数分解して考えよ
15.汗ではなく考えることこそが富を生む
16.笑顔はコストゼロの最良戦略
17.「ありがとう」は必ず声に出すべし
18.欲望に忠実になるためにこそ禁欲的に
本書は客家の実業家のマイケル・ウォン氏の教えを、ストーリー形式で紹介しています。
そのため、客家の金言の数々をわかりやすく学べます。
特に、ウォン氏の幸せは複利効果で加速度的に広がるという考え方に共感しました。
逆に、怒りや悲しみも加速度的に広がるので
感情を上手にコントロールしなければなりません。
一人の先には何人もの仲間がいるのですから、負の感情を爆発させてはいけないのです。
一瞬で敵をつくるような行為をするのではなく
いつも自分をハッピーだと考え、人には笑顔を心がけるべきなのです。
この笑顔によって、自分の周りに幸せな人たちが集まるようになるのです。
幸せな人々同士はお互いの幸せを加速度的に増幅させていくのです。
マイケル・ウォン氏は、人々があなたが来るのを心待ちにするように
いつでも笑顔をこころがけよと言っています。
他人から幸せを運ぶ人間だと思われることが最高のマーケティングだ。(マイケル・ウォン)
この幸せのパーソナルブランディングによって
あなたのビジネスは100%成功を保証されたも同然なのです。
このように笑顔になる時間を増やすことで、私たちを幸せを引き寄せられるのです。
photo credit: Two Fer – 4th of July, Dickson Ranch Woodacre, California via photopin (license)
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