情熱こそが、創造の駆動力(マーティ・ニューマイヤー)「小さな天才になるための46のルール」の書評

天才とは、洞察をイノベーションに変えることのできるあらゆる人。そして、その過程でわれわれの世界観を変えてしまう人。言い換えると創造性を独創性の段階までに引き上げられる人。(マーティ・ニューマイヤー)

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小さな天才になるための46のルールマーティ・ニューマイヤー著)を読むと
自分の才能の伸ばし方がわかります。
ビジネスの課題解決のためには、クリエイティブなビジネスマンになる必要がありますが
本書には、そのヒントとして46のルールが紹介されています。

マーティ・ニューマイヤーは、「ルールは天才の道具」だと言います。
本書に書かれた46のルールを活用し、自分のスキルを伸ばすことで
未来の可能性を広げられると思います。

まずは、自分の望むものを明確にして、自分のやりたいことをやりましょう。
既存のルールを破って、自己実現を始めてみるのです。
自分の思考に全く制限をかける必要がないと考えられれば
自分の限界を掘り下げることができるのです。

そして、時代のトレンドを見据えながら
まだ誰もやっていないビジネスを考えてみましょう。
変化がまだ部分的にしか及んでいない分野や部門に注目するのです。
私はこの考え方が大好きで、自分のビジネスに応用しています。
もうすぐ立ち上げる新会社もこの視点で、ビジネスモデルを日々考えています。

本書のルールの中で、私が最も刺激を受けたのは「情熱管理」です。

創造性を高める効果という点では、時間管理より情熱管理の手法のほうがまさっている。情熱ー今取り組んでいる対象、プロジエクト、自分の専門分野などに対して心の底から湧いてくるワクワク感ーは、創造性豊かな天才を突き動かすエンジンだ。1日24時間のうち、プロジエクトなどに充てられる時間には限りがあるが、情熱となると、ほとんど際限なく燃え上がらせることができる。煽り、拡げ、強めることができる。

自分の情熱を忘れずに、絶えず燃やすことが肝心です。
心の底からワクワク感を感じらえるようになると、一日中楽しめるようになり
自分のやりたいことに集中できます。

今のわたしにとっては、このブログで書評を書くことが最も楽しいことで
このための時間ならいくらでも生み出せます。
誰かに貢献できると考えることで、幸せな気分にも浸れます。

要は情熱を資源とみなすこと。銀行のロ座や家庭菜園をイメージするとわかりやすいだろう。銀行の預金口座をきちんと維持していきたければ貯金をする必要があるし、家庭菜園を成功させたければ野菜の世話を怠れない。情熱を燃え上がらせるにも、それなりの投資が必要だ。プロジェクトにしかるべき時間や労力をかける、コツコツと学習や訓練を続ける、インスピレーションを得る努力を欠かさない、といった投資が。もっと具体的に言うと、資料を読んでの情報収集セミナーやワークショップ、研修や職業訓練、ボランティア活動、休暇・大好きな何かを心から楽しむ、などなど。目指すは、すっかりリフレッシュして仕事へ戻ること。

私にとっての投資とは本を読むことと、刺激的人に会うことです。
特に勉強熱心で読書家の人との情報交換は、知的好奇心を満たせます。
心から楽しめる時間を持つこと、より多くの体験をすることが、私の創造性の源泉なのです。

だから情熱は、燃料を補給するなどしてしっかり世話をし、守り育てなければいけない。再生可能な資源としてきちんと管理しなければいけない。

情熱を持ち続けるための投資を怠らないようにしましょう。
この情熱が習慣という力を生み出し、目標に到達させてくれるのです。

本書の46のルールの中には
■ゴチャゴチャを歓迎せよ
■「ヒーロー・ファイル」を作れ
■ひとりきりの時間を作って集中せよ
■ためになる失敗をせよ
自己実現の道を突き進め など勉強になるものが多いです。
また、小さな天才になるための46のルールの書評の続きを書きたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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photo credit: Week-end à la campagne via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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