マーケティングとは、「顧客を自社とその企業理念の伝道者にできるほど、顧客のことを深くはっきりと理解すること」

顧客を誘って自社のマーケティングや商品開発に参加させ、貢献してもらうにはどうすればよいか。顧客同士が話し合い、アイデアや市場の問題について意見を交換するための場所を、どうやって提供すればよいか。マーケティングとは要するに、「顧客を自社とその企業理念の伝道者にできるほど、顧客のことを深くはっきりと理解すること」である。(ブライアン・トレーシー)

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書籍7つの法則 ― ビジネスを成功させる正しいコツ
マーク・トンプソン&ブライアン・トレーシー著)の中の
冒頭のマーケティングの定義に共感します。
顧客を自社とその企業理念の伝道者にできれば、物やサービスが自動的に売れ始めます。
マーケティングとは、このように売れる仕掛けをつくることで
ソーシャルメディア時代の現代においては、ますます顧客からの応援が重要になります。

かのブライアン・トレーシーもAppleのファン作りを理想にしています。

アップルストアに行くと、スタッフと客のどちらがアップル製品の熱烈なファンで、どちらが商品を売り込んでいるのかわからなくなることがある。アップルのTシャツを着ていなければ見分けがつかないだろう。アップル社は伝道者ーアップル製品の熱烈なファンーを小売店のスタッフとして雇っているようなものだ。

私も含め多くのAppleファンが、伝道者となり、iPhoneやMacの後押しをしているのです。
以前のAppleは、絶えず顧客の期待を上回る製品を生み出してきました。
一歩先を考えたプロダクトが、顧客の期待値を上回ることで、サプライズを与えてきたのです。
ファンはそれに感動して、自分のことのようにAppleについて語ることで
周りの人がどんどんAppleのファンになっていったのです。

最近では、このAppleも相当苦しんでいるように見えます。
顧客の期待値を超えるプロダクトをリリースできていないのです。
iPhoneも、もはやマーケットの中では当たり前になり
ファンがなかなか新たな価値を見つけられない状況です。

面白い製品が出れば、ファンはいくらでも応援できるのですが
マーケットにサプライズを与えるイノベーションがなくなってきています。
私を驚かしてくれる新しいコンセプトのプロダクトが欲しいというのは
私のわがままなのでしょうか?

小さなiPhoneが復活しましたが、老眼が進行した今の私には
もはや物足りないサイズになってしまったので、今回は珍しくスルーしました。
ワンモア・シングも含め、次回のAppleの刺激的な発表を待ちたいと思います。
最近では、ファンというより、ただのわがままのユーザーになってしまった私ですが
Appleへの愛は変わっていないので、ぜひサプライズを提供ください!
その時は、思いっきり応援させていただきます!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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