人間の血液は重力のために約70%が下半身に集まります。ふくらはぎは上からどんどん降りてくる血液を受けとめ、重力に逆らて、せっせと心臓に戻すポンプとして、日夜働き続けています。第2の心臓と呼ばれるほど重要な働きをもつ、筋肉器官なのです。座る時間が長いと心臓病になるふくらはぎポンプが弱まると、血液は足によどむ一方です。(槙孝子)
先日、奥さんからふくらはぎがかたいと指摘されたのがきっかけで
長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい(槙孝子著)を読んでみました。
本書を読むことで、ふくらはぎについての考え方を改めました。
人間の血液は、下半身に70%が集中しています。
イスに座った直後、ふくらはぎ上部の血流は急速に滞ると言われています。
逆に、ふくらはぎの血流をよくすることで
全身に血液がめぐり、酸素が供給され、老廃物を除去できます。
ホワイトカラーは、座っている時間が長くなるので
定期的に立たないと、血液がとどこおりエコノミー症候群になってしまうのです。
イスに座って30分後には、ふくらはぎ上部の血流スピードが、座る前の半分になってしまうことが確認されています。
Apple Watchが、定期的に立つことを命じるのも意味があることなのです。
最低1時間に1度は立ち上がり、部屋を歩き回ることで
私たちは自分の健康リスクを低減できるのです。
デスクを少し離れることで、気分転換もできますから
脳と体にために必ず椅子から、立ち上がるようにしましょう!
自宅でもオフィスでも、じっと座っている時間が長い。運動不足。逆に運動しすぎてふくらはぎが筋肉疲労している。ストレスが多い。エアコンで体が冷える……。そんな生活習慣は、ふくらはぎを衰えさせます。すると血栓ができやすくなり、血管も衰えて、脳梗塞や心臓病を呼び寄せてしまいます。
ふくらはぎは、第2の心臓と言われているほど、重要な器官です。
「1日5分もむだけ」で体が温まって、免疫力がアップするとのことです。
ふくらはぎはセルフドクターとも呼ばれていますから
毎日触って、自分の健康をチェックしたいものです。
今、羽田空港でこのブログを書いていますが
これから、フィリピンへのフライトなので
機内でふくらはぎマッサージを心がけたいと思います。
「血流を改善すると万病を防げる」と
ふくらはぎマッサージ療法を発見した石川洋一氏は言っています。
ほんの短時間のふくらはぎマッサージが
エコにミー症候群を防ぎ、私たちを健康にしてくれるのです。
成田空港だけでも年間150人が
エコノミー症候群で亡くなっているという本書のデータを読んで
私はふくらはぎに意識を向けることができました。
ほんの5分ふくらはぎをもむことで、病気の原因の冷えを防ぎ
健康になれるのですから、積極的にこの5分を作り出したいものです。
高血圧や糖尿病、冷え症、足・腰の痛みなどさまざまな不調を
改善することができるので、ぜひこのマッサージを習慣化したいものです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Share the Road via photopin (license)
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