ケヴィン・ケリーの〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則の書評

習慣化

あるツールをどんなに長く使っていたとしても、際限ないアップグレードのせいであなたは初心者、つまりどう使っていいかまるで分からない新米ユーザーになってしまうだろう。このの〈なっていく〉世界では、誰もが初心者になってしまう。もっと悪いことに、永遠に初心者のままなのだ。だからいつも謙虚でいなくてはならなくなる。(ケヴィン・ケリー)

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PDFA習慣術
の徳本昌大です。
ケヴィン・ケリー〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則
たいへんおもしろく、とても刺激を受けています。
私たちはテクノロジーの成長によって、永遠の初心者になります。
ガラケーの操作を覚えて、いくらくわしくなっても
iPhoneの登場とともにそれは価値がなくなってしまったのです。
また、初期のiPhoneに比べると今のiPhoneは恐ろしく進化しています。
いくら学んでも、覚えてもテクノロジーの進化によって
私たちは永遠の初心者であり続ける時代を生きざるをえないのです。

それは繰り返し起こる。未来にわたってずっと、誰もが新しいものに追いつこうとする永遠の初心者になる。第一にそれは、これから30年後の未来の生活を支配する重要なテクノロジーのほとんどがまだ発明されていないので、自ずと誰もが初心者になるからだ。二つ目に、新しいテクノロジーは際限なくアップグレードを要求するので、あなたはずっと初心者のままだ。そして三つ目に、陳腐化のサイクルがどんどん早くなり(電話アプリの平均寿命はたったの30日だ!)、別のものに取って代わられるまでにそれを修得するだけの時間はなくなり、あなたは永遠に初心者のままとなる。年齢や経験と無関係に、永遠の初心者こそが、誰にとっても新たなデフォルトになる。

この結果、私たちは絶えず何かに追いかけられるようになります。
便利な生活の前では永遠の初心者を選択するしかありません。
このスパイラルに疲れて、進化を放棄してしまうと
私たちは時代に取り残されてしまいます。
いつも忙しく動き回らなければならないのも
テクノロジーの進化のせいかもしれません。
なにか新しいIT製品を買うたびに、私たちはマニュアルを読んだり
人からサポートを受けなければなりません。
最近は車も家電など物のIT化が進んでいるので
私たちはより多くの分野で初心者の気持ちを体験しています。
そして慣れた頃には、次の新製品を買い
また初心者気分を味わうことになるのです。

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私たちはテクノロジーの進化によって、最新のものを追いかけるようになります。
これにクレームを言うことは簡単ですが、著者のケヴィンは
新しいものが私たちに進化をもたらしていると以下のように書いています。

しかし私は、テクノロジーがもたらす終わりなき不満足を祝福する。われわれは祖先と違ってただひたすら生き延びることだけに満足することはない。これまでもずっと、驚くほど熱心に自分でかゆい箇所を作ってはそれを掻いてきたように、以前にはなかった欲望を生み出してきた。この不満足こそ、われわれの創造性や成長のきっかけとなったのだ。

私たちは変化することで、成長してきたのです。
昨日とは違った便利な生活を実現するという欲望こそが
私たちのクリエイティブマインドを刺激してくれるのです。

われわれは心に渇望感を持たない限り、自分や集団の自我を拡張することができない。だからテクノロジーによって自分の境界を拡張し、アイデンティティーを収容する器を拡げ続けている。それは痛みを伴うかもしれない。もちろん、激怒する人々もいるだろう。すぐにも時代遅れになりそうな機器を紹介する深夜の広告情報番組やウェブページにテクノロジーの高揚感はほとんどないが、進歩への道は平凡で退屈な日々の繰り返しなのだ。もしもっと良い未来を目指すなら、こうした居心地の悪さを受け入れて対処しなければならない。

居心地のよい世界は楽に生きられますが、ここには進化はありません。
このコンフォートゾーンにはチャンスはないと考え
変化の道を選ばなければならないのです。
進化をしてきたから、私たちは類人猿ではなくなったと考え
未来を創り出す気概を忘れてはいけないのです。

その際のキーワードになるのが、プロセスとユートピアの造語のプロトピアです。
ケヴィンは、日々良くなっていくプロトピアの世界を目指すべきだと指摘しています。
現代のユートピアは日々の進化の中にあるかもしれません。
プロセス(未来へとなっていく=ビカミング)を受け入れることが大事なのです。
今現れつつある変化を受け入れることが、未来を作り出していくのです。
今日は一つ目の法則の「ビカミング」を紹介しましたが
何回かに分けて、本書の書評を書いていきます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
     

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