面白いほど成功するツキの大原則(西田文郎著)の書評

ツキとは何か―「出会い」である。運とは何か―ツキの持続である。(西田文郎)

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99パーセントの人間は、何かあるとすぐにマイナス思考になり、「ツキがない」「運が悪い」と考える。しかし1パーセントの成功者は、どんなときもツイていると思える。

PDFA習慣術の徳本昌大です。
面白いほど成功するツキの大原則(西田文郎著)を読むと成功者のマインドを学べます。
どんな悲観的なことが起こっても、自分はツイていると考えるようにするのです。
大いに自信を持って、夢は叶うと考え、行動を続ければよいのです。

成功者は楽観的で、たとえ自分がどん底時代を過ごしていても、決してあきらめません。
今がツイていなかったとしても、この瞬間を大事にすればよいと西田氏は言います。

つまり問題は、今、この瞬間にあるのだ。今、ツイていると思えない人間が、今後、俺はツイていると思うことは絶対にない。あり得ないことだ。ますますツキがなくなり、ツキから見放されることはあっても、いつかツキや好運が舞い込んでくるなどということは、一生ないのだとはっきり断言しておこう。

今、この瞬間に自分をツイていると考えない人は凡人のままで終わってしまいます。
ダメな状態を作り出しているのは、自分の中の心の壁で
「自分にはできるわけがない」「ダメかもしれない」と自分をどんどん追い込んでいくのです。
しかし、自分一人では、この心の壁をなかなか崩せません。
私たちはどうすればよいのでしょうか?

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ツキや運は、自分の努力ではつかめない。他人が与えてくれるものである。自分の力だけに頼ろうとする人間は、結局ツキや運をつかみ損ねることになる。

成功者になるためには2つのことが大事だと西田氏は言います。
■自分自身を知ること
■成功者のマネをすること
まだ成功していないということは自分の中に問題があるのです。
自分の問題に気づかなったり、気づこうとしなければ
いくら頑張っても意味がないと西田氏は指摘しています。
自分の方法に固執するのはやめて、成功者の脳をマネすればよいのです。

西田氏は成功者の共通点は以下の4つだと言います。

・「とんでもない夢」を持っている
・「強い熱意 をあきれるほど長く持続する
・「徹底したプラス思考」の持ち主である
・「ツキのある人間」が集まってくる

成功者とは確率など無視して、非常識な行動ができる人たちなのです。
目標に対して、熱意を持って、決してあきらめずに行動を続けます。
熱意をいつまでも強く保ち、激しく燃え続けることができれば
失敗も怖くなくなり、プラス思考でいられます。

アイデアや企画がダメだと言われても、それは相手の自分への期待だと捉え
より素晴らしいアイデアを生み出そうとするのです。
状況がよくても悪くても、たとえ最悪最低の事態であったとしても
「自分はツイている」と思える人がトップに立てるのです。

そして、夢は一人では叶えることができません。
ツキを持っている人が集まることで、世の中を変えていくプロジェクトが実現していきます。
ソニーもHONDAもそうやって、成長していったのです。
たとえ、どん底に陥っても、「俺たちにはツキがある」と考え
仲間で応援し合うことが大切なのです。
自分の思考と行動をポジティブに変えられれば
ツイている人が集まってくるようになります。
ツキのある人が集まることを同化現象と呼びます。
よい出会い、ツキのある人との出会いが人生を変えると
西田氏は繰り返し本書で教えてくれています。

夢を語り合う友を持ち、俺たちはツイていると考え、成功を絶えずイメージするのです。
もう夢は実現したと考えるこのメンタルヴィゴラス状態を作り出すことで
私たちは成功に近づけるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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