私が見たところ、脚本や小説をひとつきっちりと書き上げた人は、着実に興行や出版にこぎつけるが、ほとんどの人は 『書きたいんです!』なんて言ってくるわりには、すぐに挫折してしまって、結局、ひとつもまともに書き上げない。(ウディ・アレン)
アンジェラ・ダックワースは、やり抜く力
人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につけるの書評ブログを続けます。
著者のアンジェラ・ダックワースは、才能だけでは
大きな目標を達成でいないといいます。
ゴールに到達するためには、日々の努力が欠かせません。
コツコツ努力を重ねることの方が、成功のためにははるかに価値があるのです。
私も出版してから、本を書きたいという人の相談を受けますが
多くの人は、かつての私のように企画書も目次も持たずに相談にきます。
「今、何か書いていますか?」と質問しても
「テーマが決まったら書き始めます」という答えが返ってくるだけです。
ブログを書いたり、企画書を作った方がよいとアドバイスをしても
本を書くためのアクションを実際に起こす人は少ないのです。
始める前から挫折していては、夢を叶えることは不可能です。
一方、出版できる人は、ひたすら何かを書き続け、チャンスの芽を探しています。
毎日、ブログやメルマガを書くなどして、努力を続けています。
書くことをあきめずに、行動を続けていけば
そのパッションが周りに伝わり、やがては夢が叶うのです。
企画書を持って相談に来る人には、編集者や出版社を紹介することも可能です。
彼らはそれをチャンスにし、わずかな期間で本を出版してしまうのです。
ウディ・アレンは「人生で成功する秘訣の80%は 、めげずに顔を出すこと」だと言っています。
めげずに人に会うことを習慣化することで、チャンスを引き寄せられるのです。
アンジェラ・ダックワースは、それをやり抜く力(GRIT)と表現しています。
「今度こそもっとがんばろう」と挑戦する人のほうが、「やり抜く力」があると言えるのではないか、と私は思う。なぜなら、もう一度挑戦しなければ目標をあきらめてしまったらせっかくの努力も水の泡になってしまうからだ。結果的にスキルの上達もそこで終わり、持っているスキルを生かして、なにかを生み出すこともできなくなってしまう。(アンジェラ・ダックワース)
やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける / 原タイトル:GRIT[本/雑誌] / アンジェラ・ダックワース/著 神崎朗子/訳 |
才能が2倍あっても人の半分しか努力しない人は、たとえスキルの面では互角であろうと、長期間の成果を比較した場合には、努力家タイプの人に圧倒的な差をつけられてしまうだろう。なぜなら努力家は、スキルをどんどん磨くだけでなく、そのスキルを生かして精力的に壺をつくったり、本を書いたり、映画を監督したり、コンサートを開いたりするからだ。重要なのはスキルそのものではなく、本や映画やコンサートの「質」や「量」だとすれば、努力家のほうが、努力しない天才よりも大きな成果を上げることになる。(アンジェラ・ダックワース)
才能は何かを始める時には重要ですが、それだけで成功できるわけではありません。
努力はスキルを獲得する時にも必要ですが
スキルを伸ばすためにも欠かせない大切なものなのです。
大きな目標を達成するためには、私たちはもっともっと努力べきです。
才能が2倍あったとしても、努力を続ける人の前ではそれは意味をなさないのです。
「才能とスキルは別物だとはっきり認識する必要がある」と
俳優のウィル ・スミスも言っています。
才能に頼るだけの人生には限界があります。
努力をしなければ、たとえ才能があったとしても、宝の持ち腐れになってしまうのです。
だけど、一流になりたい、自分には夢がある 、成し遂げたいことがあるんだ、なんて言っている人たちに限って、そのことをちゃんと理解していない。たしかに、才能は生まれつきのものだ。だがスキルは、ひたすら何百時間も何千時間もかけて身につけるしかない。(ウィル ・スミス)
努力に勝るものがないことを、多くの成功者が語っています。
成功はできる人のみの特権と考えたり
彼らの才能が優れているからだと思わないようにしましょう。
成功するためには言い訳をやめて、努力を続けるしかないのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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