「やり抜く力」というのは、重要性の低い目標にまでしがみついて、どれもこれも必死に追い続けることではない。それどころか、たとえ一生懸命に取り組んできたことでも、なかにはやめたほうがいいこともある。なにもかもうまく行くはずはないからだ。もちろん、ひたむきな努力は必要だし、おそらくあなたが考えている以上に長い時間をかけるべきだ。しかし重要な目的を達成するための「手段」にすぎない目標にまで、「絶対にやり遂げなければ」と不毛な努力を続けても意味がない。(アンジェラ・ダックワース)
アンジェラ・ダックワースは、やり抜く力
人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につけるの書評ブログを続けます。
私たちは多くの夢や目標をもっていますが
一気にそれらを達成することはできません。
ドラッカーがいうように、目標を達成するためには、選択と集中が鍵になるのです。
「本を出版したい」「 起業して成功したい」など
私たちは、みな大きな夢を持っているはずです。
その夢を実現したら、素晴らしい自分になれるはずだと明るい未来を思い描くのですが
この大目標だけだと、夢はなかなか叶わないという悲しい現実があります。
夢を実現するためには、小さな目標を具体的に設定する必要があります。
たいがいの人は目標がピラミッド形の構造になっていないため
無駄なことにも時間を費やし、ゴールに近づけないのです。
最上位の目標以外にそれを支える中位や下位の目標を作らなければ、夢は叶わないと考え
しっかりピラミッドの構造を意識し、プランニングすることが肝心です。
やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける / 原タイトル:GRIT[本/雑誌] / アンジェラ・ダックワース/著 神崎朗子/訳 |
知能のレベルは最高ではなくても、最大限の粘り強さを発揮して努力する人は、知能のレベルが最高に高くてもあまり粘り強く努力しない人より、はるかに偉大な功績を収める。(キャサリン・コックス)
夢の設計図(ピラミッド)ができたら
大きな目標を実現するための小さな行動を起こしましょう。
その際、粘り強く続けることが大事になります。
大きな目標は変えずに、うまくいかなかった下位の目標を
入れ替えるなど工夫をこらしましょう。
何でんもかんでも続けるのではなく、目標のミラミッドを見ながら
手段にすぎない目標にはこだわらないようにすることも必要です。
失敗は大きな目標を達成するための途中経過なのですから
重要ではない小さな目標を達成できなくても、気にしないことです。
キャサリン・コックスが言うように目標を実現するための
最適な行動を続ければよいのです。
知能のレベルよりも、粘り強さの方が
偉大な功績につながるという彼女の言葉を読んで
私はますますやる気になったのです。
粘り強さを忘れなければ、私たちは目標を達成できるようになるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: I didn’t go to Burning Man this year (2016) so all I can do is Dream via photopin (license)
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