モンキーマインドから抜け出す方法 最高の休息法(久賀谷亮著)の書評②

頭の中にさまざまな雑念が渦巻いている 「モンキーマインド」の状態では、脳のエネルギ ーが膨大に浪費され、どんどん疲労が蓄積し、睡眠の質も低下します 。そんなときは、まず雑念そのものに対する 「認知」を変えましょう。(久賀谷亮)

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モンキーマインド
という言葉をご存知ですか?
頭の中が雑念だらけで、集中できない状態を言います。
ちょうどサルたちが頭の中でうるさく騒ぎ回っているような感じです。
これでは、落ち着いて目の前のことに集中できるわけがありません。
久賀谷亮氏の世界のエリートがやっている 最高の休息法の中でも
このモンキーマインドが紹介されていましたが
この言葉に触れるたびに、私は自分のモンキーぶりを思い出し、少し反省モードになります。

人の脳というのは不思議なもので、いつもと同じアイデアが堂々めぐりで浮かんできます。
いつも「同じこと」を考えてしまう「思考グセ」を持っている人が
脳疲労を招きやすい人だということがわかってきました。
同じような思考が絶えず現れるモンキーマインドの人こそが、疲れやすい人なのです。
この状態を切り抜ける5つの方法が本書に書かれていたので、以下ご紹介します。

①捨てる・思考にラベルを貼り、「何度も考えた 」という事実に気づく
・ 「もう十分 !」と思考を頭の外に送り出すイメージ
②例外を考える
・同じ考えが現れるのは、同じ前提を置いているせいでは?
・その考えが当てはまらないケ ースを考えてみる

③賢者の目線で考える
・自分が尊敬する人や歴史上の偉人ならどう考えるか?
・ 「雑念そのもの」と 「雑念を抱く自分」とを同一視していないか?
④善し悪しで判断するのをやめる
・ 「いまここ」以外の基準で物事を評価していないか?
・ 「ノンジャッジメンタル(判断しない)」を意識する

⑤由来を探る
・その考えが何度も現れてくる原因は?
・自分の 「深い願望 (ディープニ ーズ )」から考え直す

そのアイデアはもう十分だと捨て去ったり、賢者の視点で原因を考えれば
無駄な考えにとらわれなくなり、いまここに集中できるようになります。

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世界のエリートがやっている最高の休息法 [ 久賀谷亮 ]
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先のこと・あとのことに心を奪われた状態が当たり前になると、人間はいまここに意識を向けるやり方を忘れてしまう。しっかりと脳を休息させたかったら、まずはいまここにいる状態を体得しなければならない。(久賀谷亮)

マインドフルネスは、あたかも初めて触れるかのように
世界を捉え直すことだと久賀谷氏はいいます。
いまここを保ち続けている子どもや動物の心を取り戻し
目の前のことに集中すれば、私たちはより豊かに暮らせます。

食事の際にも、目の前の食べ物を初めて食べるときのようにゆっくりと味わいましょう。
これは食事瞑想というメソッドですが
私もこれを習慣にすることで、いまここに集中できるようになりました。
iPhoneを触らずに、目の前の食事を観察しながら食べることで
自分の注意力をコントロールできるのです。
意識をそこに集中することで、感謝の気持ちも持て、幸せになれます。
自分の体や心の動きを、短い言葉で確認するラベリングを行えば
マルチタスクからも解放されます。
歩行瞑想(ムーブメント瞑想)も、気持ちをリラックスさせてくれます。
本書では、瞑想のやり方をストリー仕立てでわかりやすく紹介していますから
知識やメソッドを簡単に習得できます!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高の休息法の書評

私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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