Googleはなぜ、瞑想を採用するのか?サーチ・インサイド・ユアセルフの書評

ストレス要因への反応のしかたが完全に変わりました。今では、まず時間をかけて物事をよく考え、相手の身になってみるので、あわてて結論を出したりしません。この新しい自分が大好きです! (Google SIYの受講者)

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チャディー・メン・タンサーチ・インサイド・ユアセルフ
――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
を読むと
ビジネスにも瞑想が活用できることがわかります。

なぜ、Googleの社員は、楽しく創造的に働き、結果を残せるのでしょうか?
本書によるとその鍵を握るのは、なんと瞑想なのです。
最も先進的で科学的な企業であるGoogleが
マインドフルネスを積極的に取りれていることを私も知ってはいましたが
ここまでのプログラムを組んでいるとは思いませんでした。
独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY・己の内を探れ))」によって
Googleは驚くほどの成果を上げています。
そして、そのプログラムはグーグル初期から在籍するエンジニアの
チャディー・メン・タンによって導入され、多くの技術者から評価されているのです。

開発というストレスフルな環境の中で、エンジニアたちは
SIYの時間を作り、トレーニングを重ねます。
集中力をアップし、自分をコントロールできるようになるのです。

SIYの受講者はストレスの大きな環境で働き 、実社会で暮らす、家族持ちの世俗の平均的アメリカ人であり、その彼らが7週間という期間に合計20時間を教室で過ごすだけで人生を変えられるのだ。 SIYは次の三つのステップから成る。
1注意力のトレ ーニング
2自己認識と自制
3 役に立つ心の習慣の創出 

そして、最終的には人への貢献を考え、アクティブに動けるようになるのです。

「この人が幸せになりますように」と、まず反射的に思う習慣が身についているところを想像してほしい。そんな習慣があれば 、職場が一変する 。このような誠実な善意にほかの人が無意識のうちに気づくし、とても建設的な協力関係につながる種類の信頼をあなたが生み出すからだ。

私たちは瞑想によって、人を思いやれるようになるのです。
人に優しくなれることで、職場の雰囲気は一変します。
社内に協力関係を生み出すことで、ますますGoogleは強くなっていくのです。

会う人、会う人に「この人が幸せになるように」と本気で願えるようになると
脳が本当にハッピーになりそうです。
そうなれるように私もこの1年間、瞑想を習慣化しています。

本書やデイヴィッド・ゲレスのマインドフル・ワークを読むことで
ますます、瞑想の効果を実感できました。
ビジネスの成功のキーは、このマインドフルネスによってもたらされるかもしれません。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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