寝る前の子供にiPhoneを触らせてはいけない3つの理由。

テクノロジーも若者の睡眠不足に拍車をかけている。ベッドにiPhoneを持ち込んで夜通し通信する彼らは、輝かしいデジタル世界の主役だ。

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photo credit: Denis Hébert Dufresne et place Dufresne 2 via photopin (license)

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最近は、大人だけでなく、子供の睡眠不足も加速しています。
特に、ソーシャルメディアやiPhoneの普及が、子供達の睡眠不足に拍車をかけています。
私たち人間は日の出とともに目を覚まし、日が沈むと寝る生活を続けてきましたが
デバイスの発達によって、この生活が脅かされ、健康にも影響を及ぼしています。
iPhoneを寝りに落ちるまで使い、仲間とのコミュニケーションをとることで
子供たちは睡眠時間をどんどん短くしているのです。

テレビ、ゲーム、スマートフォン、タブレットはどれも、子どもの睡眠を妨げている。完全な睡眠不足を招いているケースもある。(ラケシュ・バタチャルジー)

こうした機器のブルーライトは、眠りに悪影響を与えます。
強いブルーライトが網膜を刺激すると脳は今は夜ではないと考え、睡眠を妨害します。
スマホやゲームに夢中になると、当然、眠る時刻も遅くなります。
スマホを触っていないと不安になるというスマホ依存症の子供は
夜遅くまで、意味もなくスマホを触り続けます。
この結果、睡眠時間がますます短くなり、脳や身体に悪影響を及ぼすのです。

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特に子供はこのブルーライトの影響を受けやすく、睡眠不足によって健康を害しています。
それ以外にも、子供たちは多くの代償を払っています。
睡眠不足によって、勉強の成績も下がってしまうのです。
必死に睡眠を削って勉強しても、これでは全く意味がありません。
スウェーデンのウプサラ大学の研究によれば
睡眠時間が7時間未満の生徒は落第のリスクが高まるというのです。

シドニー大学とニューヨークのマウントサイナイ医科大学が
2014年に行った研究では、ティーンエイジャーと若年成人において
短時間睡眠はストレスや不安の強さと直接的な関係があり
睡眠が1時間短くなるごとに心理的困難を抱えるリスクが14%も増加していたとのことです。

勉強のストレスも睡眠不足の原因になっています。
英国の睡眠評議会による2015年の調査結果によると
なんとティーンエイジャーの83%が、試験への不安やストレスで
睡眠が妨げられていると答えています。

このように若年層が睡眠不足に陥ると
健康を害する、成績が下がる、ストレスを感じるなど3つの大きなデメリットがあります。
7時間の睡眠を確保しなければ、大切な子供に悪影響を及ぼすことがわかってきたのですから
子供達にしっかりと睡眠をとることを教えなければなりません。
早めに子供を寝かせるだけでなく、就寝時にiPhoneの使用を控えさせることが
私たち親の新たなつとめになっているのです。
子供のスマホに無関心でいると、親が後で痛い目にあうのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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