眠っているあいだに脳では、必要な記憶が残され、いらない記憶は捨てられます。新しい記憶が脳に保存されるときは、古い記憶とリンク付けされます。これは自分の意思とは関係なく行われるので、思ってもみなかった古い記憶と眠る直前に考えていたことが結び付けられることもあります。 2つの記憶がつながると、新しいアイデアになります。これが追想法(レミニセンス)の仕組みです。(坪田聡)
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坪田聡氏の脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠の書評ブログを続けます。
アイデアとは2つの要素を組み合わせることだと
かのジェームズ・W・ヤングが指摘していますが
この裏付けを医学博士の坪田聡氏が本書の中で紹介しています。
坪田氏の文章を読むことで、睡眠がアイデアづくりには欠かせないことを理解できました。
「新しい組み合わせを作り出す才能は、事物の関連性をみつけ出す才能によって高められる。」と
ヤングは言いますが、その関連性を睡眠が見つけてくれるのです。
古い記憶と直前に考えていることを結びつけることで、新しいアイデアが生まれます。
眠る前に課題を考え、それを解決すると決めて寝ることが早道だと坪田氏は言います。
寝ている間に脳が頭を整理し、あなたに新しいアイデアを届けてくれるのです。
これがアイデアを生み出す追想法(レミニセンス)の仕組みです。
エジソンはこの追想法(レミニセンス)から、数多くのアイデアを生み出しました。
仮眠こそがエジソンのアイデアの源泉だったのです。
脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠 [ 坪田聡 ] |
まず、眠る前に今問題となっていることの枠組みや事実関係をよく考えてください。内容が具体的であればあるほど、成果は大きいと言われています。そしてできれば、自分なりに解決方法も考えてみてください。とはいえ、考えすぎると深みにはまってしまうので、軽く考える程度にしておきましょう。ひととおり問題についての確認ができたら、最後に「次に目が覚めたときには、問題の解決方法を思いついている」と強く念じます。ここで追想法を疑ってはいけません。この自己暗示が深層心理に働きかけて、眠っているあいだに問題解決のアイデアを探し出してくれるのです。
仮眠する前に、自分の脳の力を信じることがポイントです。
この自己暗示が深層心理に働くことで、問題解決のアイデアが生まれてくるのです。
私もこの追想法(レミニセンス)を活用することで、成果が上がるようになりました。
広告会社の時は夜型でアイデアが生まれるまで、寝ずに頑張っていましたが
この数年は朝型にライフスタイルをシフトしています。
今では課題を書き出したら、さっさと眠るようにしています。
事前に自分なりの解決策をいくつか考えたら、一旦眠ってしまうのです。
翌朝には頭が整理され、良いアイデアが生まれるようになります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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