習慣とは、きっかけと報酬を設定すること。

マクドナルドはどの店も同じように見える。これは社の方針で、店の構造や店員の言葉遣いを標準化しているためだ。つまりすべてが一貫して、客が注文するルーチンにつながるきっかけとなっているのだ。出される食べ物はすぐに報酬をもたらすようつくられている。(チャールズ・デュヒッグ)

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photo credit: arbyreed Fast Food via photopin (license)

習慣の力 The Power of Habit書評ブログを続けます。
人の習慣はきっかけと報酬によってルーチンとなり、自分の身についてしまうと
チャールズ・デュヒッグは指摘しています。
マクドナルドのフライドポテトは舌に載せるとすぐほろりとほぐれ
できるだけ早く塩味と油分を感じられるように設計されています。
私たちの脳の快楽を感じる部位がこれで活性化して、脳にそのパターンが固定化されてしまうのです。
こうして習慣のループがさらに強化され、店を見るたびにマクドナルドに引き寄せられていきます。
多くのファストフードの店が同じ外観・作りになっているのも
看板を見るたびに、この快楽を思い出させるためなのです。

しかしこうした習慣もちょっとしたきっかけで壊れてしまいます。
ファストフ ードの店がつぶれて、それがなくなれば、別の店舗を探します。
ルーチンが途切れれば、私たちは違う選択をするようになります。
このきっかけと報酬、ルーチンの関係を味方にできれば
悪い習慣ともさよならできます。

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1、シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること
2、具体的な報酬を設定すること この2点をきちんとおさえれば魔法のような効果がある。

広告会社に勤めている2、3年前まで、私のランチはラーメンが中心になっていました。
昼時は混雑するので、ランチの時間をずらすことが多かったのと
短期間で食べられるものを当時は優先していました。
その結果、ラーメンを食す頻度が自ずと上がっていたのです。
日本はラーメン屋の数がとても多く、選択肢が実はとてもたくさんああります。
スープや麺の味にこだわる店を探して、食べ歩くのも当時の楽しみでした。
新しい店ができると移動中に食すことも多く
その頃はほぼ毎日ラーメンを食べていたような気がします。
ラーメンを頻繁に食すきっかけは、忙しさと食べやすさでした。
塩、油、化学調味料と小麦は鉄板で、中毒化しやすいようです。
ラーメンの旨味が報酬となり、ラーメンが私の中でルーチンになっていたのです

しかし、ラーメンを毎日食べ続ければ、体によいはずがありません。
栄養の偏った、カロリーの高いラーメンを食べ続けることで、私の体型は悲惨な状態でした。
中性脂肪やコレステロールの数値も高くなり、医者からも注意され
私の中で健康を取り戻すことがテーマになりました。
バランスの悪い食事が多っかたため、今思い出すとイライラすることも多く
不機嫌な時間が多かったように思います。

そんな時に出会ったのがジョコビッチの生まれ変わる食事でした。
本書を読むことで、小麦がアレルギーの原因で
中毒性があることを学んだことがきっかけになり
グルテンフリーにチャンレンジすることにしました。
大好きなラーメン、パスタ、パンをあきらめることにしたのですが
健康な自分を取り戻すことを報酬にすることで
意外と簡単に小麦を食べないことをルーチンにできました。
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その際、意識したのが、ラーメン屋やパン屋は
もはや自分に必要のなものだという風に考えることでした。
街で見かけても、それらを存在しないものと捉え、スルーするようにしたのです。
グルテンフリーをスタートする前に
1日一食のプチファスティングを行なっていたのもよかったようです。
ラーメンを食べるよりも、バランスの良い食事を摂った方がよいと考えることで
ラーメンから距離を置けました。

その頃には、プチファスティングが(キーストーンハービット)になっていたため
グルテンフリーはそれほどつらいものに思えなかったのですぐに習慣化できました。
この2つの習慣によって、健康体を取り戻すという目標は短期間で達成できました。
3ヶ月間の成果は以下のものとなります。
■13Kgの体重減
■中性脂肪とコレステロール数値の改善
■花粉症の症状が相当緩和される
■イライラがなくなる
■ダイエットにより自信が生まれる(家族や仲間から評価される)

医者からのアドバイスとダイエット本を読むことがきっかけになり
健康体を取り戻すという報酬を設定することで
私はプチ・ファスティングとグルテンフリーを習慣化できました。
2年以上前にスタートした習慣を今でも実践しています。
習慣の力はきっかけと報酬を明確にし、すぐに始めることだと私も考えています。
もし、あなたが悪い習慣に悩んでいるのなら
ぜひ、習慣の力 The Power of Habitをご一読ください。

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今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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