僕たちは何をやるにしてもロケーションに困らないんだ。ポートランド近郊には小規模の有機農家がたくさんあって、ファーマーズ・マーケットで売られているものはすべて近郊のもの。有機農家の直売だから安心して口にできるし、新鮮な上に安価で手に入る。ちょっと行けば魚釣りができるし、ワインは海沿いのワイナリーに行けば手に入る。海水浴やスキー、温泉も片道2時間あれば行けるんだ。思い立ったらすぐ行動できる街なんだよ。(ジョエル・ドムレイス)
photo credit: ultrakml Long black coffee time at Pardon in Prahran via photopin (license)photo credit: ultrakml Long black coffee time at Pardon in Prahran via photopin (license)
菅付雅信氏の物欲なき世界の書評ブログを続けます。
ポートランドのクーリエコーヒーのオーナーのジョエル・ドムレイスは
ポートランドの魅力を思いたったらすぐに行動できる街だからだと言っています。
アメリカ西海岸の人気都市になったポートランドは移動に丁度よい大きさで
何をするにも困らないロケーションなのです。
近郊には安心安全な野菜作りを行う小規模の有機農家がたくさんあります。
オーガニックな食事が当たり前に摂れる環境がポートランドには用意されているため
それが当たり前になるのです。
ローカルな美味しいものがたくさんあるので、メジャーなブランドを選ぶ必要がありません。
サードウェーブコーヒーがここで流行ったのも
誰にお金を払うかを住民がしっかりと意識していたからなのです。
多くの若者がこの街のクリエイティブな環境に憧れ、起業するといいます。
都市全体の活力が高まることは確かなのですが
本人にある程度のスキルがなければ、確実に成功できるわけがありません。
環境に頼るのではなく、自分のスキルを高めなければ、すぐに路頭に迷ってしまいます。
物欲なき世界 [ 菅付雅信 ] |
気をつけないといけないのは、クリエイティヴに携わる人にとって、この街が最適ではないということだよ。自然豊かな都市で、インディペンデントな文化もあるし、たくさん若者やクリエイターがやってくる。けれどクリエイティヴの人間にとって大切なことは、現状に満足せず常に変化し続けて、競争に負けないようにすること。(ジョン・ジェイ)
ジョン・ジェイはニューヨークには世界中から
優秀なクリエイターが集まり、熾烈な戦いを繰り広げています。
ここでは、自分より優秀な人間に勝つために、絶えずハードに働く必要があります。
競争に生き残るために、他の人より少しでも良いものを作ろうとし
結果的に最高のクリエイティブがニューヨークで生まれています。
逆にポートランドは自然豊かな環境で、快適に過ごせますが
自分から競争を意識したり、新しいものを取り入れることが肝心で
自分がしっかりしなければ、ここでの成功はおぼつきません。
ポートランドのような居心地のよい場所が日本にもいくつかあります。
そのひとつが福岡から一時間弱で行ける糸島です。
私は糸島を日本のポートランドと位置付け
近々ここでデュアルライフを開始したいと考えています。
糸島は海と山に囲まれた自然豊かな環境で、様々なスポーツを体験できます。
玄界灘の魚、地元の肉や野菜など美味しい食材を使ったカフェやレストランが
数多く出店しており、地産地消を楽しめることも糸島の魅力です。
桜井神社や二見浦などのパワースポットもあり、心の平静を保てます。
ここ糸島と東京の二拠点生活なら、自分を疲弊させずに人間らしく生きられそうです。
LCCとシェアハウスを活用すれば、移動費や時間ももそれほど気になりません。
東京と糸島を旅しながら暮らすことで、常にクリエイティブな時間を過ごせます。
糸島は何をするにも困らない素晴らしいロケーションなのです。
糸島に拠点を置くことで、遊びながら働くことができそうだと考えた私たちは
この1月に糸島ライブラボという会社を起業し、活動を開始しました。
(私は社外取締役として参加しています。)
よりクリエイティブな自分でいるために
今年は糸島での時間を増やし、新たなビジネスにもチャレンジしていきます。
また、私が見つけた糸島の魅力をこのブログでも、発信していこうと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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