プロフィールに自分の失敗談を書き込む理由。

私たちは、成功しているだけの人を愛することはできません。成功して巨富をつかんだ人は、ねたまれたり、うらやまれたりします。人生のどこかで失敗し、大きな危機に陥り、それを克服するために大変な苦労をした人、知恵をしぼって困難を乗り越えた人だけが読者から愛されるのです。(吉田浩)


photo credit: virtualwayfarer Neptune at Sunset via photopin (license)

私たちは失敗から立ち直るヒーローが好き!

自分のプロフィールを書くときに、自分の失敗を書くべきだと
吉田浩氏は本を出したい人の教科書で指摘しています。
プロフィールが完璧だと、相手の共感を得られません。
私たちは完璧な人間には、あまり好意を示さないものです。
逆に、失敗をなんども繰り返し、その度に復活するヒーローが大好きです。
吉田氏はこれを 「ヒーローズマーケティング」とネーミングし
プロフィールにそれを応用すべきだと言っています。

カリスマと呼ばれている経営者の多くは
失敗を乗り越えることで自分を絶えず、成長させています。
サントリーの創業者の鳥井信治郎やホンダの本田宗一郎は
大きな失敗を繰り返しながら、そこから新たなヒントを見つけ
ビジネスを拡大して言ったのです。
彼らは、絶えず、失敗の中にチャンスの息吹を感じていました。

失敗のない人生なんて面白くないですね。歴史がないようなもんです。(本田宗一郎)

彼らは不遇な過去をエネルギーに変え、成功を引き寄せたのです。 
失敗をしない人生と言うのは
チャレンジがなかった人生で、人から評価されません。
一方、失敗を糧にした人のプロフィールには力があり
多くの人が共感してくれるのです。

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私たちが神話に共感する理由

少し古い本ですがクリストファー・ボグラー神話の法則を読むと
人間が喜ぶシナリオ・テクニックを学べます。
神話の要素を上手に活用すれば、私たちは優秀なストーリーテラーになれるのです。

著者のクリストファー・ボグラーは、世界の神話を分析し
万人に面白いと感じるストーリーのパターンを見つけました。
面白い話は多くの場合、ヒーロー決断で始まります。
そこに仲間やメンターが現れ、ヒーローの行動を後押しします。
実際に、アクションを起こすと敵対者が現れたり
信じられないトラブルに巻き込まれるなどヒーロはなんども失敗します。
諦めそうになるたびに、ヒーローは賢者のアドバイスや
仲間の協力を得ながら、難関を乗り切っていくのです。

ヒーローは逃げずにチャレンジすることで、最後に成功を手にします。
スターウォーズやタイタニックが人気があるのも
この型をしっかりとおさえているからです。
売れるストーリーにはパターンがあり、私たちはそれを追い求めているのです。
神話や伝記は、そもそも未来の子孫のために知恵を伝える手段でした。
私たちがヒーロー・ストーリーに共感を覚えるのも
長年、遺伝子にこの型が刷り込まれた結果なのです。
私たちがプロフィールを活用するときにも
この型を活用するとよい理由がここにあるのです。
山あり谷ありのプロフィールを用意し、それを人に伝えてみましょう!

まとめ

自分のプロフィールを書くときに、完璧にしない方がうまくいきます。
多くの人は苦労話に共感を覚えますから
ダメな自分を表現することで、相手との関係を良くできます。
上手に失敗体験を語ることが、あなたに成功をもたらします。
プロフィールをあなたの武器にするために
自分の失敗体験をストーリーにして語りましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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