マーク・マンソンのその「決断」がすべてを解決するの書評

習慣化

問題なのは、あまりにも多くのことを気にするのは精神衛生上よくないということだ。そんなことをしていると、上っ面だけのにせものに執着することになり、そのあげく、幸福と満足の蚕気楼を追いかけることに人生のすべてを費やしかねない。(マーク・マンソン)


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よい人生を送るためのカギは、「もっと」を気にすることでもなく、「もっと少なく」を気にすること。つまり、本当に大事なもの、ほかの誰でもない自分自身にとってかけがえのないものだけを気にすることなのだ。

苦難を乗り越えることが幸せ?

マーク・マンソンは人生を変えるための新しいメソッドを教えてくれます。「もっと」をキーワードにして、多くを求めるのではなく、本当に大切なことを見つけ、それにフォーカスすべきです。私たちはより多くを求めることで、悩みを増やし、自分の人生を台無しにしています。たとえば、Facebook経由の仲間の成功話や幸せそうな体験に接するたびに、私たちは自分を不幸だと思ってしまうのです。もっともっと!とより求めることが、不幸の原因になるとマークはその「決断」がすべてを解決するで指摘しています。それを避けるためには、自分の人生の優先順位を決めることです。本当にやるべきことを見つけることで、苦難を乗り越えることが幸せだと気づけます。「もっと少なく」をキーワードにやるべきことを見つけましょう。

あれこれと気にしないための極意がある。自分の思考にフォーカスして効率よく優先順位を決める、そのやり方を学びとることだ。個人的な価値感を研ぎ澄ませて、自分にとって大事なものと大事でないものを振り分けるのである。これは信じられないほど難しい。一生かけて習練を積まなければ、モノにできるものではない。きっと何度も失敗するだろう。だけど、おそらく人生でもっとも立ち向かう価値のある苦難だ。いや、むしろ人生における唯一の苦難かもしれない。

本書は他の自己啓発書が、ポジティブ思考をすすめるのとは異なり、私たちが幸せをつかむために、本当に「気にすべきこと」は苦難であると指摘します。何かをやれば、苦難がつきもので、行動を繰り返すたびに、また新たな苦難が襲いかかります。私たちは行動するからこそ、違う次元の世界に行けるのです。無駄に悩むことをやめ、やりたいことをやると決めることが人生を変える重要な一歩になります。人生は短いのですから、くだらないことに時間を使うことはやめましょう。やるべきこととやらないことを明確にし、それをリストにすべきです。

私も大好きだった酒をやめることで、自分のやりたいことが見つかりました。やらないことを決めると時間の使い方が変わります。考える時間を持つ、自分との対話を習慣にすることで本当にやるべきことが明確になります。

気にしないための3つの極意

マークは気にしないための3つの極意を紹介しています。
極意1 気にしないということは、無関心であるという意味ではない。他者と違っていてもまったく平気でいるという意味である。
「人間は気にしないではいられない生き物だ」だということを理解し、他者と違っていても大丈夫というマインドセットを手にいれましょう。どうしても何かを気にしてしまうのは仕方がないことですが、優先順位を決めれば、つまらないことが気にならなくなります。他人と比較するのをやめ、過去の自分と比べるようにするとマインドセットが変わります。
極意その2 逆境を気にしないためには、逆境より大切なものを第一に気にしなければならない。
「人は問題をひとつもかかえていないと、頭が勝手に動いて問題をいくつかつくり出すようにできている」のです。「人生の問題」とは、本当のところ、悩むべきもっと重要な問題をもっていないために起きる副作用にすぎません。自分の人生に何か重要で意味のあることを見つけることが、おそらく、時間とエネルギーのもっとも生産的な使い方なのです。
極意その3 自覚していようといまいと、あなたはいつも何を気にするか選んでいる
大人になり、経験を積むとささいなことが、ほとんど人生には影響しないことに気づきます。

以前はとても誰かの意見が気になっていたのに、その人たちはもういまの人生に存在しない。拒否されて傷ついた瞬間もあったが、実際にはそのおかげで一番いい結果に落ち着いた。 基本的に僕らは、どんなものに気をもめばいいか、選り好みをするようになる。これが「成熟」と呼ばれるものだ。なかなかいいもんだよ。成熟は、”真にくよくよしがいのあることについてのみ、くよくよすること”を学んだときに初めて生まれるのだ。

真剣に悩むこと(自分が本当にやるべきこと)を見つけることで、私たちは幸せになれるのです。

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幸せとは何か?というマーク・マンソンの言葉が響く

幸せとは、人ががんばって取り組み、勝ちとり、成し遂げるものだ。Xを成し遂げたら、僕は幸せになれる。Yみたいになったら、僕は幸せになれる。Zのような人と一緒にいたら、僕は幸せになれる。 しかし、この前提が問題である。幸せとは、解いていけば答えが得られる方程式ではない。不満感や不安感は、生まれながらもっている人間の本質だし、幸福感をつくり出すための必要不可欠な構成要素でもある。

私たちは幸せになるためには、積極的に苦難を求めたほうがよさそうです。この逆説的な事実に気づくと行動が怖くなくなります。自分のために行動すれば、次から次へと苦難に遭遇します。 「”問題のない人生”なんて望んじゃダメだ」 「人生でどんな苦しみを味わいたい?どんなことなら苦労してもいいと思ってる?」という究極の問いかけによって、やるべきことが見つかり、人生をエンジョイできるようになるのです。

自分の人生の目標を決めれば、それに時間を使いたくなります。人は放っておけば、悩むという性質を理解し、どうせ悩むのなら、本当に悩むべきことに大切な時間を使いましょう。幸せは苦難を乗り越えるプロセスの中にあり、今ここに集中することが重要なのです。

これは、もっとも単純で基本的な、人生の構成要素なのだ。つまり、苦労が人生の成功を決定づけるということ。僕らのかかえる問題がそれぞれの幸福を生む。わずかによく、わずかにアップグレードした問題をともなって。
結論。これは決して終わらない”上向きのスパイラル”なんだ。もし、どこかの時点で登山をリタイアできると思っているなら、申し訳ないけど、君はポイントをつかみ損ねている。なぜならば、喜びは登ることそのものにあるんだから。

登山する山を決め、自分の貴重な時間をそのために使うのです。失敗を怖れず、行動するうちにチャンスに巡り会えます。普通の人は多くのことで秀でるのは無理ですが、やるべきことを決めれば、結果を出せるようになるはずです。

自分は平均的な人間だと思い、完璧を目指さない!

僕らのほとんどは、ほとんどのことを平均的にしかこなせない。仮にひとつのことで例外的に秀でているとしても、たぶんほかのことについては平均的か、または平均以下でしかない。それが人生の本質だ。何かに本当に秀でるためには、とてつもない時間とエネルギーを注がなければならない。でも、僕らには限られた時間とエネルギーしかないのだから、ひとつ以上のことを本当に例外的に極める人なんか、いなくて当たり前なのだ。一人の人間が人生のあらゆる分野で並はずれた実力者になることは、統計学的にいっても不可能である。

私たちはたいがい平均的な人間なのです。本当に秀でている人もまれにはいますが、彼らには「上達へのこだわり」があります。「自分は、実のところたいしたことはない」という信念が、彼らの成長の源です。自分が優秀でないことを自覚しているからこそ、日々の努力を続けられるのです。

自分は普通だと考えることで、嫌な感情やプレッシャーが取り除かれます。いつも自分が不十分だと感じるストレスや不安や他人から認められたいという強迫観念もなくなります。自分自身がありふれた存在でかまわないということを受け入れることで重圧を感じなくなります。これで人生をエンジョイする時間を増やせます。

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問題や苦難が幸せになるためには必要?

問題というのは、ぼくらの人生に意義と重要性をプラスしてくれるものなのだ。

友人と真剣にベンチャーを始めることは、何かものを買うことより、私たちを幸福にしてくれます。より大きな幸福をもたらす活動はストレスがたまりますし、苦労も絶えません。そのうえ、次から次に降りかかってくる問題にも耐えなければなりません。しかし、そのアクションによって、達成感を得られます。苦痛、苦労、怒りや絶望を経験しても、何かを成し遂げられれば、幸せが手に入ります。

人生の中に自分らしい価値観をつくりましょう。よりよい価値観を選べば、よりよいことが引き寄せられます。

ひとことで言えば、これが本当の意味の「自己啓発」だ。よりよい価値観を優先させること、そして、よりよいことを選んで気にすること。よりよいことを気にすれば、よりよい問題をかかえることになる。よりよい問題をかかえるようになれば、人生はよりよくなる。

よりよい人生をおくると決め、課題を乗り越えることで、私たちの幸福度がアップするというマーク・マンソンの考え方にとても共感を覚えました!

まとめ

人間は必ず悩むものなのですから、自分のやりたいことを決め、それで悩みましょう。自分の価値観をよりよくし、それを優先することで、幸せを手に入れられます。自分らしい人生を送ると決め、やるべきことに集中すべきです。課題や問題に遭遇してもあきらめずに行動を続けることで、私たちは幸せになれるのです!

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