ラッセル・コンウェルのあなたの宝はどこにある?の書評

すぐ目の前のヒントを見逃さず人の役に立つことが大きな報酬をもたらしてくれる。 「ダイヤモンドの鉱脈 」はあなたの家の裏庭に眠っている。(ラッセル・コンウェル)

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自分の価値を信じることから始めよう!

ラッセル・コンウェルあなたの宝はどこにある?を再読しました。本書は100年以上も読み継がれている名著で、私も何度も読みましたが、その都度新たな刺激をもらっています。本書の冒頭にある男の話が紹介されています。僧侶からダイヤモンドという宝物についての話を聞いた男は、いてもたってもいられずに自分の農場を売り払い、ダイヤモンドを探す旅に出かけました。何年も何年もダイヤを探してさまよいましたが、ついに見つけることはできませんでした。しかし、その男から農場を買った人が、その農場にダイヤモンドが埋まっていることを発見したのです。幸福は目の前にあるということを実証したような話ですが、時に探し物は、「自分の裏庭」で見つかるものなのです。

今ここで、小さな一歩を踏み出すからスタートしましょう。そして夢を実現することはどこでもできると信じるのです。自分のやりたいことを見つけて、それに情熱を傾ければよいのです。最初から、お金を稼ぐことにフォーカスするのではなく、本当にやりたいこと、心からの情熱に従うことが成功につながります。あなたの富(稼ぐためのネタ)はいつでも目の前にあるのです。自分の視点を変えること、誰かのために役立つことを考えることで、それが見つかると著者は指摘しています。些細なことを見落とさない柔軟な姿勢が、大きな成功をもたらすと信じて、自分が今やるべきことに集中しましょう。アイデアは小さなひらめきや人との雑談から生まれてきます。

あなたがた一人ひとりの目の前に、ダイヤモンドの鉱脈が存在します。大金持ちになるチャンスが存在しているのです。

自分は価値ある存在で、やり抜く力を持てると思いましょう。一人一人がダイヤモンド以上の宝を所有しているのです。自分の中のダイヤモンドの鉱脈を見つけて、それに時間を費やすのです。その際、誰かの課題を解決し、貢献することがポイントになります。問題はどこに住んでいるかではなく、あなた自身が何をするかなのです。そして、世の中のニーズを知りたければ、自分の家族や周りの人に確認すればよいのです。チャンスの芽は自分の足元に生えているものなのです。自分がすごい存在だと信じて、実力を発揮するようにするのです。潜在能力を眠らせたままにするのをやめて、自分の価値を信じることから始めましょう。目の前にあるチャンスを見つけることが、ダイヤモンドの鉱脈を見つけることなのです。

お金持ちになるためのシンプルなルール

お金は悪いものではない。良いも悪いも、その人の心のあり方によって決まるのだ。

お金を蔑視するのをやめて、必要なものだとマインドセットを変えるとよいと著者は述べています。家族や仲間とのよい関係とお金の両方があれば、よりいっそう幸せになれます。お金は毒にもなれば薬にもなります。良い人の手に渡れば、お金は幸福な結果をもたらします。お金を自分のためだけでなく、周りの人のために使うことで幸せになれます。そのために自分の価値でお金を稼ぐことを意識すべきです。富は、前述したように自分のすぐそばに潜んでいます。人の役に立つことをすれば、その見返りを受けることができるのです。

そのために周りの人の課題を見つけて、自分に何ができるのかを考えてみましょう。

周囲の人々が何を求めているかを調べてみよう。そして、それを売ったとしたらどれくらいのお金になるか計算してみよう。

まず、家族や近所の人に関心を持ち、その人がどんな人で、何を求めているのかを気にかけていれば、その人の要望に答えられるようになります。自分の好きなことで周りの人の課題を解決するうちに、お金を稼げるようになるのです。人から求められる存在に変わることで、今までとは違った生活を送れるようになります。

あなたがお金持ちになれないのは、運が悪いからではありません。あなたが人々に求められていないからです。どうか世の中から必要とされるような人間になってください。そうすれば、世の中はあなたに見合うだけのお金を喜んで与えてくれるはずです。

「お金持ちになるチャンスがない」と自分を否定するのはやめて、自分の才能を活かすことを考えるのです。まわりをよく見て、人々のニーズを把握してください。そして人々のために自分の力とお金をつぎ込み、それをひたすら続けるのです。多くの成功者があきらめずにそれを繰り返すことでお金持ちになったのです。

まとめ

あなたの宝はどこか遠くになるのではなく、自分の中で眠っているのです。ダイヤモンドの鉱脈を手に入れるためには、自分の周りの人の話に耳を傾け、彼らの課題を見つけるようにするのです。あとは自分の価値とアイディアの力で、彼らを喜ばすことを考えるのです。これを続けるうちにお金を稼げるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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