書評 守屋実氏の新しい一歩を踏み出そう! 会社のプロではなく、仕事のプロになれ!

人は考えたようにはならず、動いたようになるからです。(守屋実)

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仕事のプロを目指そう!

守屋実氏の新しい一歩を踏み出そう! 会社のプロではなく、仕事のプロになれ!を献本いただいたので、今日は本書を紹介します。著者の守屋氏はブティックス、ラクスルを2カ月連続上場させるなど、 これまでに50の新規事業を立ち上げてきたプロ経営者です。その著者が若者やミドル世代のために新しい働き方を指南してくれました。

私たち人は考えることに意識を向けますが、これでは現実を変えられません。考えてばかりいると、考えるだけの人になってしまいます。動かない時間が多くなりすぎると、動くことに不慣れになるので、動くことがおっくうになったり、苦手になったり、しまいには恐怖感を感じるようになります。

しかし、日常にアクションを加えることで、自分を変えられます。考えて動き、動いた結果を振り返ってまた動けば、動いた分だけ、現実が分かります。自分の頭で考え、好きなことを仕事にすると自分の人生をより楽しめるようになるのです。

「会社のプロ」は、仕事ではなく会社に依存している(働き方1.0)と著者は指摘します。 それは、これまでの日本における主流の働き方といえます。今までは、会社が成長することでそこで働く個人も大きな恩恵が得られるましたが、会社の寿命と個人の寿象逆転した現在では、この働き方1.0は通用しなくなっています。会社を辞めた時点でこれまで積み上げたものがゼロリセットされてしまうリスクが、年々高まっていますから、会社に依存しない働き方にシフトしなければ、生き残れなくなっています。

「仕事のプロ」は、会社ではなく仕事に依存しています。

会社ではなく仕事に依存する働き方(働き方2・0)を身につければ、自分を差別化できます。自分の「好き」を見つけ、それを「仕事のプロ」にまで高められた人は、人生100年時代をエンジョイできます。会社のみで通用するスキルではなく、どこでも使えるスキルをいくつも身につけましょう。

「仕事のプロ」になるためには、意識と行動の変革が必須です。自分のやりたいことをさっさと決め、そこに自分の時間を投資し、プロフェッシャナルになることを目指すのです。

「仕事のプロ」であるということは、これまでの古い仕組みやしがらみから卒業し、個々の実力で勝負することを意味します。生やさしい働き方ではないかもしれませんが、よりやりたいことを存分にできるチャンスが広がるというプラスの見方もできます。これが、これからの時代にマッチした新しい働き方であり、私が思う「働き方2.0」なのです。

私も広告会社をやめてから、上場を目指す会社のアドバイザーとして、日々経営者たちの課題を解決するために行動しています。アドバイザーや取締役として行動するうちに、マーケティング以外の様々なスキルを身につけられました。自分の仕事のゴールを設定することで、仕事を楽しみながら、自分を鍛えることができたのです。

好きなことを好きな人と仕事を一緒にやることで、私はサラリーマン人生にさよならできました。好きを見つけ、好きを仕事にできたら、人生をエンジョイできるようになります。クライアントの結果にこだわると、自己投資に時間を使うことが苦にならなくなるのです。

 

仕事のプロになる方法

「会社のプロ」は、1枚の名刺でたくさんの仕事、「仕事のプロ」は、一つの仕事でたくさんの名刺。

仕事のプロのスキルは一つの会社に依存しないため、持ち運びが可能です。例えば、マーケティングや広報のプロになれば、様々な会社で働く機会を得られます。仕事のプロになるといくつもの会社の名刺を持てるようになるのです。私の周りのコンサルタントたちは、何枚もの名刺を持ち、事業の成長をサポートしています。

また、仕事のプロはクライアントのために情報収集します。目的はクライアントの業務改善なので、そのためのアンテナを多方面に立てています。読書やコンサル同士でのミーティング、海外視察など結果を出すためのインプットに彼らは自らの時間を投資しています。

「情報の受発信量」にこだわるのではなく、「仕事の成果」にこだわるのが仕事のプロです。成果につながるような大事な情報、タイムリーな情報を受発信するために、感度を上げるべきポイントを絞っておくことが大事です。「ビジネス感度」を上げておくことでチャンスが掴みやすくなる。

まとめ

会社に依存することをやめ、今すぐ仕事のプロになることを目指しましょう。仕事のプロは情報の取扱量・流通量を増やすことを絶えず心がけています。そして、得た情報を組み合わせ、アイデアを作り、クライアントのための行動につなげています。仕事のプロのコミュニティに入り、切磋琢磨をすることから始めるのです。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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