まわりの助けをもう少し借りたいときに役立つ4つのアイデア


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ピックスリー: 完璧なアンバランスのすすめ
著者:ランディ・ザッカーバーグ
出版社:東洋経済新報社

本書の要約

問題を抱えた時に、一人で悩むのはやめましょう。周りの人に自分の課題を伝えることで、短時間で問題が解決でき、ストレスを減らせるようになります。仕事、子育て、家族との問題が生じたら、何が問題で、どう助けてほしいかを相手に伝えるようにしましょう!

上手に人に助けてもらう方法

人生にはときおり、天地がひっくり返るようなできごとが起こる。そんなとき、私たちはともすればスーパーヒーローになりきり、自力でなんでも解決しようとする。でも、生来の家族だろうが、新しく作った家族だろうが、家族のような付き合いをしているコミュニティの人々だろうが、あなたが困っていれば喜んで助けてくれるはずだ「助けて」と言いさえすれば。(ランディ・ザッカーバーグ)

ランディ・ザッカーバーグピックスリー: 完璧なアンバランスのすすめ書評を続けます。私たちは人生に何度かとても大きなトラブルに巻き込まれます。そんな時、多くの人は自分一人で問題解決をしようとしますが、それは時間の無駄です。困っている時には周りの人に、「助けて!」ということで、悩みはほとんど解決できます。

著者のランディはまわりの助けをもう少し借りたいときに役立つアイデアをいくつか紹介しています。
1、どう助けてほしいかを伝える
赤ちゃんが生まれた、遠くへ引っ越す、闘病している、身近な人が突然亡くなったなど、だれかが大変な状況にあれば、人は力になりたいと思うものです。ただし当事者が何を望んでいるのか、まわりにはなかなかわかりません。助けてもらいたいことを相手に伝えれば、喜んでサポートを受けられます。
食事を持ってきてほしい!
買い物を手伝ってほしい!
家族やペットの世話をしてほしい!
何か必要なものはないか?
自分にふさわしい支援を得られるように、どうしてほしいかを具体的に伝えるようにしましょう。

2、支えになる人と害になる人を見きわめる
あなたが依存から立ち直ろうとしていたり、健康になってより幸せでいい人生を送ろうと努力したりしているなら、そうしたあなたのがんばりを支えてくれる人を頼るとよいでしょう。支援グループに入って、同じ経験をした仲間を見つけてると、よい解決法が生まれます。コミュニティに入ることで、的確なサポートを得られます。信頼できる人に、どうしてほしいかや回復を遅らせないために何を避けてほしいかを伝えると相手はあなたのために行動を変えてくれます。

3、助っ人を雇う
あなたの人生でストレスを引き起こし、大事な人とのあいだに軋礫を生んでいる要素があれば、別の手段を考えまるべきです。もし、友人や家族に頼れない時には、それをプロに任せるという手もありです。お金を払い、時間を買うことで、ストレスを減らせるのですから、時にはプロを雇うようにしましょう。

仕事と家族の対立を避ける方法

4、同僚と家族のような関係を築ける仕事を選ぶ

仕事と家族はしばしば対立する。そうなったらストレスはたまるし、パートナーのいらいらも増すばかりだ。

職場というのは、家族の価値が必要以上に軽んじられています。仕事中心のアメリカや日本では、家族を優先しずらい職場が多いという現実があります。仕事と家族が対立するような状況下では、取るべき選択肢は2つあります。
①そのまま耐える
②可能なら別の仕事を見つける

アラモレンタカーの「家族の休暇に関する調査」では、アメリカの労働者の約半数が、休暇を「後ろめたいこと」と感じていたり、休暇を計画したり取ったりするのに罪悪感を覚えいます。そのことが家族の休暇の質に悪影響を与えているのです。アメリカの労働者の49パーセントが、家族旅行で最も重視するのは「家族で充実した時間を過ごすこと」だと考えている一方、家族持ちの労働者の3分の2近くは休暇中にも仕事をし、そのうちの半数は「休み明けに仕事に追われたくないからそうしている」と答えています。このように感じているのは、父親よりも母親のほうが多い(父親38パーセントに対して母親52パーセント)。さらに、働くアメリカ人の半数以上(53パーセント)が、家族との休暇中には仕事を忘れたいと願っているが、実際には5人に1人以上がメールチェックなどをするように求められています。

家族との時間を確保するために、上司に問題点を伝えるという選択肢もあります。キャリアとライフスタイルのエキスパートであるジュリー・コーエンは、上司をうまく操縦するのは「手間がかかるけれど大事なこと」だといいます。

上司の要求に私生活や家族との時間が侵害されているなら、すぐにでも声を上げるべきです。黙っていると問題がないと思われてしまいますから。それに、いらいらしたり怒ったり疲れたりしていては、自分の力をフルに発揮できないでしょう?(ジュリー・コーエン)

家族の時間に割り込んでくる上司がいたら、コミュニケーションを上手にとることが重要です。まず、上司のどんな行動が問題になっているかを見きわめます。それがわかったら、上司と話して直接その問題を訴えるのです。訴えるのは仕事のことだけにし、もっと効率的に仕事をしたいという要望に的を絞って話すようにすると効果が出ます。次に、問題点を具体的に説明し、上司と一緒に解決策を考えるようにしましょう。無理解な上司を操縦するのに自分が何をしたくて何をしたくないのか、一人ひとりが判断し、適切な解決策を見つけ、それを上司と話し合うのです。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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