自分をもっと大切にするための4つのエクササイズ


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理想の自分をつくる100の法則
著者:ティボ・ムリス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

自分のやりたいことを明確にし、そのために時間を使うようにしましょう。自分や自分の時間を大切にすることで結果を変えられます。他者と一線を引くこと、自分のルールを明確にすることで、誘惑に負けないようになり、時間をうまく使えるようになります。

未来の自分を悲しませないために!

人生がうまくいかない原因の99パーセントは、言い訳をする習慣によるものだ。(ジョージ・ワシントン・カーヴァー)

自分に正直に生きることはとても難しく、私たちは自分の時間を無駄遣いしています。「今日は時間がないから、明日やれば良いという言い訳を使うことで、チャンスを自ら閉ざしているのです。今回のコロナ禍の中で、明日自分が死ぬかもしれないと考える人が増えたことでしょう。私も「死」がリアルになったことで、自分との対話の時間を増やし、以前より自分の人生について考えるようになりました。

ティボ・ムリスは、理想の自分をつくる100の法則の中で、「人生で手に入れたいものを得るためには、自分の現状を直視し、真実を見すえなければならない」と述べています。気づくこと変化の必要条件となり、自分の現状をしっかりと確認すべきです。どんな真実から目をそらし、自分にどんなウソをついているかをチェックすることで、本当に自分がやりたいことが見えてきます。

変化を起こすのがおっくうだから、「人生はこのままでいい」と自分に言い聞かせていると、未来の自分を後悔させることになります。本当はチャレンジしたいことがあるのに、「このままでいい」と自分に言い聞かせてきたことがあれば、それを紙に書き出してみましょう。

仕事、家族、人間関係、健康などの項目から、やりたいことリストを作ってみるのです。自分の現状をしっかりと直視し、コロナ時代だからこそできることを明らかにしてみるのです。私は今まで積ん読だった本を読むことで、新しいアイデアを生み出すようにしています。外出できないという言い訳をやめて、Zoomセミナーをすることで、新たな出会いをデザインするようになりました。

このコロナ禍で、私は今まで以上に健康を意識するようになり、食事に気をつかったり、近所を散歩するようになりました。ストレスを減らすために、花と触れ合う時間を増やし、リラックスすることを心がけています。5年後も必ず生き続け、その時の自分を喜ばせるために、やるべきことに時間を使いましょう。言い訳が浮かんだら、未来の自分をイメージし、それを打消すのです。自分や自分の時間をもっと大切にすることで、私たちは結果を変えられます。

自分をもっと大切にしてみる!一線を引くのに役立つ4つのエクササイズ

ときには他人をがっかりさせても、自分を大切にする勇気を持とう。(ブレネー・ブラウン)

ティボ・ムリスは、幸せな成功者になりたいなら、自分を大切にする必要があると言います。もし、あなたが自分を大切にしないなら、周りの人はあなたを利用しようとします。そういう状況を作らないためには、自分の領域に他人が立ち入らないように一線を引かなければなりません。

他者との一線を引くことで、気分がよくなり、自尊心が高まる効果を得られます。自分が価値のある存在だと思うことで、周囲の人との関係を変えられます。自分を大切にする勇気を持つことで、誰もあなたを利用しなくなります。逆に、一線を引かないなら、人びとは遠慮なく、自分の領域に立ち入ってきます。

一線を引くことで得られるもうひとつの恩恵は、あなたを尊敬している人たちを引き寄せることができることだ。つまり、あなたが決めたルールは強力なフィルターとして機能し、適切な人を招き入れ、不適切な人を排除するのに役立つのである。(ティボ・ムリス)

著者は、一線を引くのに役立つ4つのエクササイズを紹介しています。この4つのエクササイズで、自分を大切にする一歩を踏み出してみましょう。
1、他人との関係で許容できないことを紙に書く
2、明確なルールを決めて、それを具体的に表現する
3、自分がそのルールにしたがって振る舞っている様子をイメージする
4、自分のルールを決めて一線を引く権利があることを思い出す

自分のルールを決めることで、誘惑にも強くなれます。間食をしない、夜更かしをしない、二次会に行かないなどのルールを決めることで、他者からの誘惑を断れるようになりました。自分を大切にするための明確なルールを作ることで、私たちは自分をよりよくできるのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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