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圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100
著者:勝間和代
出版社:KADOKAWA
本書の要約
勝間式ライフハックを実践すると幸福度がアップします。自分のやりたいことに時間を使うこと、悪癖をよい習慣に変えることで、結果を出せるようになります。問題解決/目標達成、時間管理、インプットアウトプット、思考法、人間関係などヒント満載の一冊です。
ウイズ・コロナ時代の幸せな働き方とは?
ビフォーコロナの時代は、どのぐらいお金を儲けることができるか、ということに価値が置かれましたが、これからのアフターコロナの時代は、自分と自分の生活を大事にしながら働けるスローライフなスタイルをどのくらい築けるか、ということが価値になると思います。すでに、自粛期間中のリモートワークを中心にした働き方や、不要不急の外出を控えて必要最小限のことを行う暮らし方を経験して、「実はそれほど悪くない」「むしろ楽しい」と気づいた人が少なくないでしょう。(勝間和代)
新型コロナウイルスは私たちの生活を激変させました。通勤や残業が当たり前だった日本人の働き方が、わずか数ヶ月で変わってしまったのです。コロナ以前の働き方は過去のものになり、この変化に適応し、自分をアップデートしなければ、あっという間に時代遅れな存在になりそうです。
満員電車や無駄に多くて長い会議から解放されたことで、私たちは好きなことに時間を使えるようになりました。家族との時間や地元を自然と触れ合う時間を増やすことで、私は人間らしさを取り戻しました。コロナ禍のこの数ヶ月で、私の幸福度は間違いなくアップしています。
コロナ以降はブラックな働き方は流行らなくなり、テレワークが主流になるはずです。新たに得た時間を有意義に使う人が、より幸せになれるはずです。
変化に対抗する方法は、たった2つです。1変化を先取りする 2どんな変化がきても対応できるようにしておく働き方も暮らし方も、コミュニケーションの取り方も、変化に逆らうのではなく、変化を味方につけるのが最大のポイントです。
勝間氏が言うように変化に対応することが重要です。変化を味方にするために、様々なメソッドやノウハウを体得すべきです。
私たちは何かをしようとするとき、ついつい意志の力に頼ってしまいますが、環境の力を活用すべきです。やりたいことを実現する人に囲まれる、なりたい自分になる方法を知っている人と付き合うことで、夢が実現します。大きな夢だけでなく、小さな夢を実現すると人生の満足度が高まり、幸福な時間を増やせます。
私が憧れだった著者になれたのもこの環境を意識したおかげです。まずは著者や編集者と仲良くなるために、当時、流行っていた動画(Ustream)で著者のインタビューを行い、それを配信しました。著者の本を読み込み、彼らのマインドを取り入れ、インタビューを繰り返すうちに、編集者とも仲良くなれ、出版のオファーをもらえたのです。
「時間割引率」を下げて、幸福度を上げよう!
時間割引率という概念は生きる上で非常に重要な概念で、私たちは時間割引率が低ければ低いほど、お金をたくさん儲けて、たくさん貯めることができ、さらにより健康になって、老後をより楽しめ、幸せになれることがわかっています。
今日は100のハックに中から、時間割引率について紹介します。今10万円をもらうのと、1年後に10万1000円をもらつのと、どちらがよいかと聞かれた場合、多くの人は「今の10万円」を選ぶ傾向にあります。これが「時間割引率」と言われる概念で、人は未来の報酬を、今すぐ手に入る報酬よりも低く評価します。
本当は、今の10万円より1年後の10万1000円のほうが1%上乗せされて多いのに、1年という時間を考えると価値が低下して、10万円と10万1000円が同等の価値に感じられてしまうのです。 タバコやお酒はやめたほうが健康寿命が延びるとわかっていますが、吸っているとき、飲んでいるときの快楽を人は優先します。10年後、20年後の肺ガンや心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを忘れて、今の楽しさを選んでしまうのも、時間割引率が高いことが原因です。
では、どうやったら時間割引率を低くすることができるのでしょうか?時間割引率とは目先の利益を優先することですが、それを我慢するためには環境を整えればよいのです。例えば、体に悪いものをやめたければ、環境を変えればよいのです。禁酒をして長生きしたければ、家にお酒を置かないようにしましょう。私も11年前に断酒した際に、家中のお酒を捨てましたが、この決断のおかげで、ダイエットにも成功し、健康を取り戻せました。飲んでいた時間を本当にやりたいことに使えるようになったので、人生の満足度も高まりました。今の環境を見直し、時間割引率が下がるように自分の行動を変えることで、幸せな時間を増やせます。
以下100のハックから気になったことをピックアップしておきます。リチャード・ワイズマンや感謝日記はこのブログでも何度も紹介していますので、以前の記事をご一読ください。
■文章を書くために語彙を増やす
■人前で話すときには、原稿を用意せず、キーメッセージを伝える(ガイダンスを作ろう)
■運をよくする4つの法則を知る(リチャード・ワイズマン)
1、チャンスを最大限に広げる
2、虫の知らせを聞き逃さない
3、幸運を期待する
4、不運を幸運にする
リチャード・ワイズマンの参考記事
■「感謝日記」をつける
感謝日記の参考記事
■忘れる力を最大限に活用して、嫌な記憶を上書きする
■利他心を持ち、相手にできることは全部する(ギブの5乗)
■完璧主義ではなく、適当主義
この書評を書きながら、勝間氏と思考法や行動が似ていることに気付きました。本書のハックでできていないことを実践していきます。
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